55話
津崎の気持ち悪さと痛み、トラウマのせいで小刻みに震えてしまうアヤメ。
いやらしく舐め回すように見た津崎は、絶妙な位置の内ももに触れるソフトタッチで感じているのかい?と話しかけた。
アヤメはまだ強気に否定するが、ゲスが満足するまで耐える覚悟を決めていた。

アヤメが最後の縛りで仕上げられそうになっている頃、追い詰められて再犯を犯し、退学した挙句に引きこもっていた善は、ふとした拍子にアヤメの残り香を嗅いで過ごしていた。
それでアヤメをまた思い出したその時、チャイムが鳴った。
重い腰を上げて彼がモニターを覗くと、立っていたのは美羽だった。
もう何回か訪ねてこられている彼は、話すことはないと非情に追い返そうとするが、今日は美羽もそう言われることを分かった上で来ていた。
だから、学校を辞めないでともう言わない代わりに、アヤメが訪ねてきたか教えて欲しいと頼んだ。

あの動画を見たアヤメが血相変えて走り去ったものだから、てっきり彼の家に行ったと思ったのだが、放課後に判明したのは、津崎と梨沙の3人で帰ったというものだった。
まさかの事態を知った彼は玄関ドアを開け、アヤメが在宅か確認しに行こうと促した。
もちろん、アヤメは帰っていなかった。
卑怯なる梨沙と一緒にいると思うと気が気じゃない彼は、同じように脅されているのかも知れないと思って焦り始めた。
彼が脅されていたと初めて知った美羽に事情を話すと、彼は今更、あのクズたちの言いなりになってもアヤメの安全が保障されたわけじゃないことに思い至り、後悔した。
合成写真に盗撮に脅迫、恐喝、強要と犯罪のオンパレード。
美羽も犯罪者コンビにコンタクトを取ろうとするが、津崎に電話をかけても出る気配さえない。
その時、以前、生徒会で連絡先を交換した中に津崎のは住所も入っているのに気づいた。
アヤメの安否を確かめられる希望を繋いでくれた美羽に、彼は感謝した。

一方、ご機嫌で最後の縛りを仕上げようとしていた津崎は、梨沙からしつこくかかってくる電話に舌打ちを返すも、思いついたことを実行してやろうと考え、下卑た笑みを零した。
そして電話に出てもらえない梨沙の携帯にムービーとメッセージが届いた。
大股開きで縛られたアヤメが宙にブラブラしている動画と、ただのオナホ扱いしていただけだと語るクソ言葉だった。

ようやく一方通行の想いだったと理解した梨沙はくずおれ、人んちの前で絶望に打ちひしがれた。
その辺りで到着した善たちは、名前の通りに加害者に対しても心配して声をかけるが、人に優しくしようという考えがない梨沙は悪態で迎えた。
退学に追い込んでおいて退学したせいで津崎とアヤメがよろしくやろうとしているんだと責任を押し付け、動画を見せた梨沙。

無駄に退学しただけだと分かった彼も青ざめるが、今は悲しんでいる場合じゃなかった。
苦悶の表情で全身から拒絶を放っているアヤメを助けることが、今すべきことだった。
感想
罪と快53話54話55話でした。
津崎に善の退学を取り消してもらってから、是非警察に届け出て欲しいものです。
もしかしたら、梨沙が既に出頭しに行っているかも知れないと思いましたが、彼女も相当なクズのままでしたね。
https://www.kuroneko0920.com/archives/65738





































