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だから惚れた

後藤銀が死産と偽り子供を奪い、一家ぐるみで人肉を食らっている限りなくクロの現実。

 

 

家に帰った大悟は数日遅れで改めてましろの誕生日を祝い、愛娘が器用に眠り始めてから、3人で村を出ようとやっと持ちかけた。

ガンニバル
著者名:二宮正明 引用元:ガンニバル4巻

 

 

ただし警官としての仕事がある以上、まず有希とましろだけを先に逃がすつもりだった。

 

 

もう手筈は整えている大悟は夜のうちに動き出し、抜かりなく車体の下からGPSを見つけて有希に示し、この村がどれだけ異常かを理解させた。

ガンニバル
著者名:二宮正明 引用元:ガンニバル4巻

 

 

そして家を出てからずっと一台がつかず離れずでついて来ているのも織り込み済みで、同じところを走って行き先を気取らせず、凍結道路を利用して撒くことに成功した。

 

 

そのまま悠々と街中まで出て、連絡していた以前の相棒の山伏と合流し、妻子を預けた。

 

ただし大悟は、後藤家が警察か探偵のように村に来る前の自分の人間関係をしっかり調べ上げていることを知らなかった。

ガンニバル
著者名:二宮正明 引用元:ガンニバル4巻

 

 

だから有希が一緒に行こうと引き止めても、殺されようとしている子供がいる以上、親の元に返すため、胸を張ってましろを抱きしめるため、ここでイモは引けないと答えた。

 

その熱さに惚れ直した有希は、ちゃんと帰ってくることだけを約束させた。

ガンニバル
著者名:二宮正明 引用元:ガンニバル4巻

 

 

 

駐在所に戻らなかった大悟は、監視される側から監視する側になってやろうと思い、後藤家の裏手の山に潜んだ。

 

確かな証拠を掴むには、手掛かりもない監禁場所を闇雲に探すより、祭りの当日に事を起こす現場を押さえるしかないと考えた。

 

だが山に入って程なく、一際巨躯の岩男にあっさり見つかってしまうのだった。

 

いくら暴力刑事で訓練を積んでいても、相当な体格差はかなりの不利。

 

そこで大悟は後藤家内に疑心暗鬼を起こさせるため、あえて祭りの最中に子供が殺されるという密告電話があったと暴露した。

 

 

結果的に、大悟は予定通りに真偽を確かめる名目で祭りに参加することになった。

 

そして、あの異様な男に傷を負わされて以来、後藤家の中に踏み込み、恵介と相対した。

ガンニバル
著者名:二宮正明 引用元:ガンニバル4巻

 

 

大悟は全て分かっていることを打ち明け、司法取引のように揺さぶりをかける。

 

しかし、後藤家は既に警察ともズブズブの関係に浸っていたのだった。

 

やはり、この村の凄惨な闇を晴らせるのは、獣の中にいながら人間らしい心を保っている洋介だけだった。

 

 

感想

ガンニバル4巻でした。
面白度☆8 ズブズブ度8

まだ人喰いが妄想の可能性も残されていますが、子供監禁は判明したので十分しょっ引けますが、警察とのズブズブ度が組織ぐるみなのか、縁故による個人的な揉み消しなのかで大きく変わってきますね。

だから、いくら信頼している元相棒だとしても、妻子とおっさんのホテル同室は危険な臭いしかしません。

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