パラフィリア人間椅子奇譚4話ネタバレ感想
先生を追い詰めてしまった会長は、彼の理性をかき消してしまった。
人知れず見守っていた少女のおかげで難を逃れたが、最悪の結末を迎えてしまう。
しかし、会長は更なる破滅の道を選択しようとしていた。
4話 人間椅子4
台車にはガムテープやロープなどが積まれていた。会長が何をしようとしているのか瞳子は察したが、姿を見せて説得する勇気は出なかった。
完全に力の抜け切った成人男性に服を着せるのに悪戦苦闘し、勢いあまって倒れると、真横には命が宿っていない人の目があった。
その視線に耐えられそうもない会長は、近くのクッションのカバーを取り外して、頭部に被せ、テープでぐるぐる巻きにした。
瞳子は偽の中身がばれるかとびっくりしたが、偶然別のクッションを選んでくれたようで、安堵の息を漏らす。
そうしてようやく落ち着きを取り戻した会長は、再び引き返せない道へと突き進む準備を整えていく。
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服を着せられ顔を隠した一体の死体が出来上がった。すると、何を思ったかその横に寄りそうように寝転んだ。愛し合った男との蜜月の日々でもよぎったのかと思われたが、取り乱したのでも後悔の念に押し潰されたのでもなかった。
死体の手と足を自分の体に預けるように絡めとリ、勢いをつけて背中に覆い被せた。膝と肘を立ててギリギリ移動できる空間を作り上げ、台車に乗せる。
どこまでも会長は冷静だった。選んだ道に何が待っているか分かりながら、あえて突き進んでいるようにさえ瞳子の目には映った。
だが、会長は確実に追い詰められていた。目には狂気が宿り、体中から冷や汗が滲み出る。なんとか保っている冷静さは、自らを破滅へと誘う罠だった。
しかし、もう止められない。闇に葬る。それが今の彼女に見えるただ一つだった。
そして、地獄への階段を確実に上っていこうとしていた。
感想
パラフィリア人間椅子奇譚4話でした。
自分の一撃が引き金で殺してしまったことが、隠蔽しなければという考えに至ったのでしょうね。正当防衛云々が頭に浮かぶ間もなく、殺人のプレッシャーに押し潰された。のではなく、考えを纏めたうえで闇に葬りたかった。そう、願わくばという欲が出てしまったんだと思います。相手の家庭や未来を配慮できる思考を持ちながら、結局最後には手に入れたいものは手に入れる。恐ろしい子・・・
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