父チン〇と保健室の誘惑
由奈が生きている。
気持ちが逸った悟は矢を刺したまま廊下に出て、またとんでもないものを見てしまう。
一人でどこかに行った遥香が股間周りだけ布を破り取られた状態で足を持ち上げられ、ケダモノの肉棒を突っ込まれていた。

頭から全ての穴から血を垂れ流している遥香は、もう事切れているようだったが、それよりも悟はケダモノが由奈の父親なことが衝撃だった。
もちろん見知った相手の声だろうと理性が戻る訳じゃなく、ケダモノは男の悟にも見境なく襲いかかったので、肩の矢を引き抜いて返り討ちにするしかなかった。
以前の関係性など全く意に介さないのなら、近くにいたかも知れない実の娘の由奈の安否が気になり早く探しに行きたかったが、悟のアドレナリンは切れ、激痛と出血で歩くのもままならなくなった。
沙夜と牧野に担がれて保健室に行き、調べものをしていた生物の矢坂先生に事情を話し、一先ず治療を受けた。

ケダモノについて研究を進めている矢坂から、ケダモノ同士が襲い合わない理由、女の見分け方、数十人が避難生活している学校が比較的安全な理由を教えてもらった。
ただ比較的安全なだけで迷いケダモノが侵入したり、日々減っていく備蓄食料のせいで女たちは心身ともにすり減り、他人を気遣う余裕などほとんど持っておらず、それが証拠に遥香が死んだところで悲しむ者などいなかった。
そして沙夜たちが理解を示しても、その他大勢は悟を受け入れずに恐れ、悪意をぶつけ、フレア前の男に対する不平不満も一緒くたにぶちまけた。

そんな中牧野は、自分たちも全く他人を思いやらないケダモノ同然にならないためにも、ここに残って欲しいと悟に頼み込んだ。
そこに矢坂が割り込み、保健室に移動して未来の話を切り出した。
男と文明が崩壊した以上、自分たちで次世代に命を繋がなければならないが、ケダモノはレイ〇と殺しをセットで行い、精子にはY染色体がないという。
ケダモノの精子で人工授精が可能だとしても生まれるのは女児だけで、それではいずれ人類は途絶える。
そう説明しながら矢坂は服を脱ぎ、出て行く前に精子だけでもと誘惑し始めた。

現時点でY染色体を持っている唯一の男。
それを希望に変えた矢坂は、手でも口でも直接注ぎ込んでもと頬を染めるが、悟はあまりの嫌悪感に嘔吐した。
そして自分がなぜ死刑になったかを白状し、何があってもSE〇する気は全くないと叫び、怒りを露わにした。

翌朝、悟はオナニーでもいいからと縋る矢坂の願いを断り、宣言通りに出て行こうとすると、出発準備を整えていた牧野がついて行くと言い出した。
直後、寝室に使っている体育館の方から悲鳴が轟いた。
駆けつけると、中では女子たちがケダモノたちに犯され始めているところだった。
どこからか大量に侵入したケダモノに為すすべなく蹂躙される女子たち。
悟たちにも気づいてわらわらと矛先を変えられると逃げるしかなく、特に彼に嫌悪感を示した亜里洲一人を連れ出すので精一杯だった。

なぜ急に、学校が大量のケダモノに急襲されたのか?
その答えを調べている余裕などなく、安全地帯でなくなった学校を放棄するしかなくなった。































