95話96話
ポツポツと雨が降り出す中、サイコとまんじゅうはマイルのバイクの掃除をし始めた。
二人がブツブツ文句を言いながら手を動かしている後ろで、マイルは父の遺影に手を合わせた。
何らかの罪に問われた妻の無実を証明するため、父は武士の如く腹を切って命を証とし、愛するものを守ったのだった。
マイルはその凄惨な光景を目の当たりにし、ガモウを恨んでいた。

そんな中、占い師然としたマオモは木々のざわめきから、ガモウたちがいる中央で何か起こると感じていた。
またまんじゅうは空腹が行動を決める第一要素であり、解体の後に食えるはずだった飯が出てこないことに不満を漏らし、見張りが傍にいるのもお構いなしに逃げようと口走る。
それを慌てて諫めるサイコは、パシリ扱いだろうがなんだろうが生きるために今はここにいるしかないと割り切っていたし、まだ生きて帰ることを諦めていなかった。

一方、皆を集めた啓太はドローンで豊橋、佐々木、若林、葵を見つけたことを話した。
啓太が見たのはその4人だけだが、赤城はあのエギ大祭の騒ぎの中でシマビト側にいた鮎加波を見たことを明かした。

鮎加波が寝返ったという厳しい見方も生きるためにそうしているだけだろうと啓太が擁護し、若林も島の王に仕えることで何とか生き永らえていることを説明した。
その若林の傍にいるため、佐々木と豊橋が嫁になったことも話すと、さすがにいかがわしい雰囲気を想像せずにはいられない。

そして、啓太にとって葵がガモウの嫁にされていたことが一番の衝撃だった。
そう聞かされた彼らもショックを受けるが、葵の助けを求める声に応えられなかった啓太はまだ強い後悔に苛まれていた。

だから、こうして生存者の情報を手に入れた啓太は、協力して救出するための作戦会議を開いたのだった。
戦えて機動力もあるメンバーを3組に分け、各個同時潜入して目標を助け出し、随時離脱していく作戦を立案。
高崎と赤城は、若林、佐々木、豊橋の救出。
アキラは単独で仲間を救い出し、その後はサポートへ。
啓太と橘はまず葵を助け出し、他の生存者を探す役割を担った。

感想
インゴシマ91話から96話でした。
桐花はあくまでこの島で安全な暮らしを続けるためとはいえ、もうガモウの肉棒を虜になっていますからね。
そろそろ、他の嫁の活躍も見たいと思っていたら、他の生徒たちがちゃっかり生き延びていたんですね。
https://www.kuroneko0920.com/archives/70208
































