地獄絵図
監視され自由に動けなくなった恵介は、僅かな隙に大悟に連絡し、子供たちがまだ無事でいることと新たな監禁場所を伝え、因習を終わらせるための協力を頼んだ。

だから、堂々とすみれと後藤家に凱旋するかのように振舞い、後藤家の人間に招集をかけて家に集めた。
人の心を失い、一族の狂った血を残すことに何の躊躇いも迷いもない後藤家の信用を一時的に取り戻すため、すみれをこき下ろして当主らしく振舞う恵介。
そうこうしているうちに、大悟から情報をもらった警察が動き、重装備の警官隊が後藤家に駆けつけたが、彼らも目を血走らせて猟銃を手に殺気を放った。

もちろん訓練された警察の武力を持って衝突するつもりはなく、銃の扱いが法に則っていないこと、大悟に銃口を向けたのは間違いない犯罪であることを理由に、猟銃が申請通りなのか確かめさせてもらうと突きつけた。
すると後藤家は存外あっさり、素直に全ての猟銃を並べ、申請通りなのを証明して見せた。
しかし殺意はそのまま、武闘派ヤクザよりも喧嘩腰に威圧し続ける。

もちろんそれだけで警察も納得せず、過去の狩野殺しを持ち出し、申請漏れがないか調べるために後藤家全体の家探しを開始した。
そして巧妙に隠された地下室を見つけたが、そこには磔の痕が残っているだけで誰もおらず、かつての折檻部屋という言い逃れを飲み込むしかなかった。
ただこの家探しは、後藤家を足止めする時間稼ぎでしかなかった。
恵介から子供の居場所を聞いた大悟の報告により、大悟と署長たちの別動隊がそっちに向かっていた。
しかし、後藤家の中にも警察の動きに違和感を抱く聡い者がいた。
やはり子供という証拠を探しているのだと見抜き、銃を取られようが構わず農具を握りしめ、殺し合いを厭わない空気を発散して強行突破の意思を示す。

それでも率いる刑事は後藤銀の不信感を煽り、余計な血が流れないよう努めた。
しかし血の気の多い一人が激昂し、やはり隠し持っていた猟銃をぶっ放したのだった。
それは恵介が咄嗟に止めに入り、警官に当たることはなかった。
だが犯罪は犯罪として確保に動こうとした直後、どこからともなく現れたあの男が警官の一人に鎌を突き刺して目玉を飛ばし、殺し合いが始まってしまうのだった。

乱れ飛ぶ銃弾に弾ける頭、農具が振り下ろされてひしゃげる頭。
その地獄絵図に乗じて純情を利用された村長も復讐のために動き、子供救出側も不測の事態が起こってしまい、またしても大悟は後悔することになりそうだった…
感想
ガンニバル7巻でした。
面白度☆9 イカれ度☆10
子供を殺し続けてきた狂った村とはいえ、警察と殺し合うなんてぶっ飛び過ぎてヤバ過ぎて面白かったです。
農具で銃火器相手に立ち向かうなんて、まるで新選組と新政府軍みたいですが、村人は全く理解できなさ過ぎて怖すぎました。
https://www.kuroneko0920.com/archives/73037






































