絶望・孤立・災害
急に誰からも認識され無くなった途端、どこからか現れたそっくりな5人組。
理解できるはずもない状況だがツカサの好奇心に従って5人組を追いかけ、正体を突き止めることにしたのはいいが、横断歩道を渡っていると信号無視の車に轢かれかけた。
神社を出ても誰からも認識されていないままだった。
ここでユノは、自分たちはもう死んでいるから誰にも気づかれなくて、あの5人はドッペルゲンガーなのかも知れないと言い出した。

構わずぶつかってきた祭り客、金魚掬いを続けられ、マツリの眼鏡は普通に踏みつぶされ、躊躇なく突っ込んできた車と、ユノの説を裏付ける状況証拠は揃っている。
つまり、家族さえも例外ではない。
それだけは信じたくないマツリが一目散に駆けだすと、程なく雨が降ってきた。
そしてマツリは眼鏡がなくてぼやける視界で、恐怖の光景を見てしまった。

自分そっくりの眼鏡っ子がパパママと家族団欒しているのを。
結果、全員の家に自分そっくりの子供がいることが確認された。
本来の居場所を奪われ、世界の誰からも認識されず、完全に孤立した状態。
神の悪戯か異次元の超常現象か、理解できるのは絶望的というだけで、悪意をもって他人に触れても相手は全く気にも留めなかった。

ツカサは現象の原因が偽者の出現だと思い、偽者を倒すことで原因が排除できるだろうと考察した。
ヒロやサキはあの神社で感じた気持ち悪さ、詳細に言えばご神体が大元だと考えた。
彼らはご神体を調べることにした。

激しくなり続ける雨、轟々と水かさが上がる川、滑る社殿への階段。
浴衣で歩きにくく足元も悪く、転んで怪我したマツリの介抱役にツカサとユノが階段下に残ることになり、ヒロとサキでご神体へ向かう。
両想いだと分かったばかりで半強制的な二人きりの時間は、少しはヒロを素直にさせもするが、入り乱れる足跡の中に明らかに異質なものを見つけられた。
それとヒロが見たものから考えられるのは、偽者がご神体の中から出て来た可能性だった。

もう少し詳しく調べようとしたその時、サキが挿す傘にパラパラと小石がぶつかってきた。
後ろの斜面から転げ落ちてきたそれを振り返った直後、豪雨による土砂崩れが二人に襲いかかったのだった。
絶望に次ぐ絶望、それでもできることをしようと、好きな人を守ろうと前を向く彼らは元の居場所を取り戻すことができるのか…

感想
カクレガミ1巻でした。
面白度☆9 恐怖度☆9
ありがちなホラーやスプラッターよりよっぽど怖い内容でした。
世にも奇妙な物語やSFハリウッド映画にありそうな展開で、辻褄を合わせるために何かが彼らを殺そうとしてるなら、ファイナルデスティネーションさもありますね。
https://www.kuroneko0920.com/archives/76197





































