156話
斯波にもモニターを見てもらい、女医と若本はメデューサに加勢する手立てを考え始めた。
捕まった千歌たちはどこかへ連行されている最中で、斯波によれば、この後作り変えられるらしい。
教祖は元々単なる占い師だったのだが、あまりの的中率に顧客が信者となり、数が増えてやがて新興宗教を立ち上げ教団の教祖に収まった。
特に病気に関してよく当たるという。

斯波は行方不明の捜索を頼まれて教団に潜入し、そして教祖のパーフェクトイチモツで尻穴を犯され、法悦の快楽に堕ちてしまった。
千歌たちもその法悦でイカされようとしていた。
しかしカレンだけは、拷問した信者が思い出し絶頂していた法悦とやらが楽しみだった。

解体工事現場で戦闘中の洋子は、スコップを手に入れた楊に押され始めていた。
リーチも破壊力もあるスコップに防戦一方だが、いなして躱しての隙を見逃さず、麦わら帽子で視界を奪い、包丁でグッサリいってやろうとしたが、楊もギリギリで躱す。
その体勢からスコップで足首を斬り飛ばそうとすれば、洋子は面を踏んづけて防ぎ、カウンターの蹴りを顔面にぶち込み返す。
しかし楊も間髪入れずに目一杯長く持ってスコップを振りかぶり、顔面を切り裂きにかかった。

洋子は紙一重で躱し、刃先が目の前を通過していくのを見送ろうとした瞬間、楊は柄から手を放して投げた。
大振りで勢いがついたスコップは、洋子の綺麗な顔に深く入り込んだ。
歪なフンガムンガを使うケツアゴと戦っている霧子は、さして強くない相手だったのかナイフとメリケンサックでうまく応戦しつつ、カウンターでジャブを打ち込んでやるとあっさりナイフを手放したので、追い打ちで仕留めるところだった。
無様に背中を向けて逃げようとしたところに、首にワイヤーを巻きつけて逃がさず、後は悠々と全体重をかけて首が切れ飛ぶか落下するかの二択を迫った。

このままあっさり勝負がつくかと思われたが、相手がケツアゴだったことが霧子の不運だった。
霧子のワイヤーはピアノ線とは比べ物にならないほど丈夫で人力で切れるような強度ではないが、ケツアゴの極度に割れた顎にワイヤーが食い込んだ結果、骨に負けてしまったのだった。
なぜ切れたか分からないまま宙ぶらりんになった霧子は、ナイフを拾って戻ってきたケツアゴの格好の的だった。
































