6話
武村が出かけていって数日、予定の日を越えても戻ってこないことに心配が募る深月はそれでも、言われた通りにやるべきことをやろうと思った。
風が冷たくなってきたここ最近、食材を燻して保存がきく燻製に変えているのだが、専用のステンレス機器以外にも、もっと一気に燻す必要があれば自作できるダンボール製も作ってみようと考えていた。
野外活動センターに拠点を移す前に、実験的に水耕栽培にも挑戦していた。
いくつか条件を変えて育てるのは弟たちに任せると、活き活きした笑顔を見せてくれるようになったので、深月は良くも悪くも保護者の自分に影響されていることを思い知った。

安全になったフロアから必要な物資も集めることができた矢先、服売り場で見つけた制服に懐かしくなり、思わず着替えて一人ファッションショーを楽しみ始めたその時、何事もなく武村が戻ってきた。
彼自身には何事もないが、なぜかゾンビが屋内に止まるようになっていて、動きやすくなったのは間違いないが何かの前触れのようで不気味でもあった。
代わりに深月は、指示通りのことは済ませ、山での自給自足システムをまとめたノートを見せた。
内容は理路整然、知識と工夫を活かして季節ごとの対策も練られており、それだけで頭の回転が速い事が窺い知れるものだったので、勉強面はパッとしない彼は合理的に頭脳面は任せた方が良さそうだと、相変わらず偉そうに褒めた。
思わず深月の顔がニヤけたのも束の間、彼女の秋色の制服姿に目を付けた彼は、さっそく溜まっているモノをぶちまけることにしたのだが、いやらしく立ちバックで突っ込まれた深月は、自分の変化に戸惑った。

初めての時は嫌悪感。
でも次第に快感が。
それがピストンが始まって割とすぐこみ上げるようになったし、自分のアヘ顔とイキそうなのが分かる感覚に戸惑った。

彼もどんどんこなれていく深月のエロ可愛さにゾクゾクし、乱暴でもやはり腰が止められない。
そして深月は大きく喘ぎながら絶頂に達し、びゅるびゅる中に注がれると、自然と手を回して彼を抱きしめていた。

お互いか、それとも深月だけか、気持ちに変化が出てきた矢先、助けを求める無線が入った。
生存者の女性から助けを求める声をキャッチしたが、彼は警戒を緩めず同じ女性の深月に応答させてみると、向こうは逆にパニックに陥ったかの如く、一方的に助けてとばかりやかましく急き立てる。
どこにいるのか、他に人がいるのか訊ねても妙にはぐらかし、こちらの場所ばかり訊いてくる不自然さと、声の向こうの足音を聞き逃さなかった彼は、何者かが脅しているか女もグルだとみなし、途中で無線を切った。

果たして無線の先の何者かが関係しているのか、その日の深夜、街中で大火事が起こり、スーパーの電気が止まってしまうのだった。
感想
ゾンビのあふれた世界で俺だけが襲われない4話5話6話でした。
まさにダークヒーロー、善人とは程遠いが鬼畜外道な悪人程でもなく、でもそれなりの天罰は受けて欲しい。
「ゾンビのあふれた世界で俺だけが襲われない」ネタバレ最新7話8話9話。賢くなる女子大生ゾンビは復讐の鬼となる
































