最終決戦
カイトは戦いのためにできるだけ歩いて進み、これからの殺し合いに憂鬱な気持ちがこみ上げてくるが、裸のミソラが囲まれているのを見た瞬間、殺意が爆発して自然と咆哮し、思わずミソラを呼んでいた。
カイトは堂々と、自分はここで死に君も助からないだろうと言い切り、そして愛していると伝えた。
その声を聞いたミソラは感情を取り戻して涙を流し、自分も愛していると伝え、お互いに覚悟を決めたのだった。

冤罪で島流しにされた男と外道共に全てを奪われて復讐した女の純粋な愛を笑う鬼畜たち。
スッと落ち着きを取り戻したカイトはおじさんが集めてくれた石を握りしめ、遠慮なくぶん投げて幸先よく一人の顔面を潰すと、続けざまにお見舞いして早々に数人に呻き声を上げさせてやった。
ある程度距離があれば無双できるカイトの投球が炸裂し、頭の悪いクズ共は近寄ることさえままならない。

そんな中でもジンボはイカれているようで頭も回り、一気に距離を詰めて肉弾戦に持ち込もうとする。
一人に手こずればわらわらと避難していた連中も一気呵成に躍り出て、カイトは囲まれてしまう。

こうなったら石投げで一撃必殺を食らわす余裕がなくなり、ミソラも彼の後を追おうと思った。
直後、こっそりミソラの拘束を切ったのは参戦する気はないと謝ったおじさんだった。
まさに忍びの如く茂みに隠れて大仕事をやってのけたおじさんのおかげで自由を取り戻したミソラは、木刀を握りしめて死闘の中に赴いた。

人を愛しながら非情に徹する白刃の魔女となったミソラの迫力は鬼畜外道ジンボも寒気がするほどで、クズモブに囲ませようとするが、心も身体もキレているミソラも一撃必殺を狙わずに大立ち回っていく。
そして乱戦の中を気合で切り抜け、どうにか愛する人に辿り着いた。

しかしカイトは満身創痍で、建物を背に体力が尽きるのが先かクズ共が全員倒れるのが先かの展開に。
その勢いでジンボを先に仕留めようとすると、カイトも立ち上がって助太刀し、ついにモブを一人残して全員を倒した。

そこまできたらジンボもキレ散らかし、最後の一人はついに反旗を翻す。
そしてミソラは敵の強さを認めたうえで、最後に一騎打ちを仕掛けた…

































