9巻完結
最下層で辿り着いた如何にもな扉の奥で見つけたのは、南極で行方不明になっているはずの斎野の両親だった。
下層に行くほど冷たい風が奥に向かって流れていた構造上、また超常的な繋がりで南極と繋がっている可能性があった。
最初から最後まで人智を超えたダンジョンの意思であり主、その正体はゲームキャラを思わせるえっちぃ格好の思念体だった。

エルミアによればダンジョンやアイテム、モンスター等の諸々は斎野両親の脳を使って作り出しており、だからどこか既視感のあるゲームのようだという。
それはそれとして、エルミアの目的は何か。
それを説明する前にエルミアは自分の過去、かつて南極が豊かだった時代に特別な能力を持って生まれたこと、その命が残酷に奪われ、魂だけとなってなお苦しみから解放されてないことを明かした。
同情に値する悲しくも胸糞悪い話を終えたエルミアは、ダンジョン作りで繋がった斎野両親と血の繋がりという条件を満たしている彼に、自分が転生するための子を作って欲しいと持ちかけた。

そのための女の子と好き放題できるアイテムが手に入るダンジョンであり、転生後は慎ましく能力を隠して生きるつもりだという。
しかし、非業の死を遂げたエルミアが事情を知っている自分たちを生かすわけがないと睨んだ彼は、その辺りの考えを突っつくと、彼女はチョロいほどに親という存在に底の無い憎悪があることを漂わせた。

そうしてエルミアの真意を見抜いても超常の存在は一枚上手、父親を奪い返して脳の容量を一人分無くしても、いつの間にか春夏秋冬の4人を奪われており、逆にカップリングアイテムを使われ、夢と恋の世界に突き落とされてしまうのだった。
気づけば教室にいて、春夏秋冬とイチャイチャするどころか彼女たちは彼を何とも思っておらず、ただの教師と生徒、同級生の関係に戻っていた。
家のダンジョンの出入り口は跡形もなくなり、彼は今までのセック〇とダンジョンが長い夢だったのかと思いさえしたが、一週間後にまたフッとダンジョンが出現し、彼はまた闇の中に吸い込まれ、とんでもないハーレム学園に迷い込んだ。

ダンジョンを押し付けてくるエロとホラーのサスペンス展開に陥れられる彼だが、そのおかげで今の自分が本当に大切にしている存在に気づくことができた。
両親から連なる愛で呪縛から抜け出せた斎野と春夏秋冬ガールズ。
エルミアは十分に同情されるべき境遇だが、悪鬼羅刹に堕ちた可哀想な存在を犠牲になってまで転生させる程ではなく。
そして斎野と4人の美女、そこにどうしようもないほどに怖いもの知らずで冒険バカな夫婦の度胸を掛け合わせたことで、最後にはエルミアを年相応に性に興味のある女の子として見ることができたのだった。

今度こそダンジョンが本当に消え、可愛そうなエルミアから解放された斎野たちと、南極から戻された両親。
だがしかし、それから5年の歳月が過ぎた時、平穏に過ごしていた斎野はまたしても、両親のとんでもない行動力と人並外れた才覚のせいで、またダンジョンをその目にすることになった。
そんな子供を放置しまくるぶっ飛んだ両親からなぜ自分は生まれたのか、よく理解した彼は、あれから変わらず一緒にいて愛し合っている4人との子供が欲しくなり、まずは微乳と巨乳の親友元同級生と一緒にお風呂中出し子作りセック〇を。

風呂上がりには恩師で初めての相手と、すっかり感情が豊かになったクール武道家とソファで激しく。

人類で自分たちだけの特別な体験をした5人は、そのまま常識に囚われない自由な人生を歩んでいくのだった…
感想
ダンジョン&セックス8巻そして9巻にて完結です。
面白度☆8 クライマックス度☆8
9巻で完結しそうな雰囲気が漂っていて、いよいよ両親の謎が明かされそうで楽しみですし、デートはほっこりとエロがいい塩梅でした。
最奥に踏み込んだ9巻では完結へ向けてまっしぐら、ダンジョンRPGでもこういうラスボス設定は探せばありそうな気がします。






































