住みにごり7巻
兎にも角にも長男が家から消えれば大いに負担が減る。
今や経済的にも家事的にも多くの負担している末吉が腐敗政治による社会保障の歪さなど気づけるはずもなく、長男問題のために大金を払って、ほぼ反社な引きこもり解決屋に依頼した。
そしてスッピンなら年相応なおばさんになっちゃった夏月は、年下彼氏の付き合いに億劫さを感じ始めた。

結果的に、力づくが自慢の引きこもり引き出し屋たちは長男の規格外のパワーに押し負けた。
そして夏月が連れて来た真っ当な引きこもり解決屋のお姉さんは、ヤバすぎる長男部屋の惨状に漏らした。

事件とも呼べる引き出しの日から数日、解決屋のお姉さんこと新沼は改めて、夏月も自分から問題に関与しようとしない役立たずだと思い知った。
そして新沼が元引きこもりの兄と妖しい雰囲気を醸している頃、夏月は年下彼氏とのセック〇がただ苦痛でどうしようもなかった。

住みにごり8巻
フミヤには清という唯一の友人がいたが、コンクリートブロックで頭を殴り潰され今も寝たきりだった。
その瞬間を目撃した末吉はそれを脅しのネタに長男をコントロールしたかったが、圧倒的暴力には屈するしかなく、情けなくレレレのおじさんにされた。

自社の異常性に気づき、まともな世界に戻ろうと反旗を翻した若手社員は、引き取った引きこもり女を自宅に強引に帰したが、依頼主の母親には感謝されるどころか迷惑がられ、より親子関係を悪化させるだけだった。
青臭い偽善をするなら、本当に徹底的に最後まで付き合う覚悟が必要。
バカみたいに自社寮に戻って、適温お風呂の湯責め拷問に遭わされた若手は、おっさん先輩がおでこを磨り潰されるのを見てまた後悔した。

安全地帯から口を出すだけの夏月に頼まれ、またフミヤと接触した引きこもり解決お姉さんこと新沼は、元引きこもりの自分の兄との交流をセッティング。
意外やパワーモンスターと穏やか眼鏡の相性は悪くなかったが、元引きこもりと新沼は大人の今でも一緒にお風呂に入る激ヤバ兄妹だった。

母に認知症の傾向が現れ、末吉のストレスは更に加速度的に増えてゆく。
金も精神も時間も奪われるばかりで、その内、事件でも起こしそうなほど追い詰められているのが、家を出て半分他人事にできている夏月にも察せられる程。
行政に怒鳴り散らし、ほぼ反社に牙を剥くほど末吉が壊れていく一方、一緒にお風呂兄妹でヤバいのはむしろ妹だと分かったところで、フミヤがどう絡むのか…

住みにごり9巻
新沼兄妹もなかなかにエグイ関係そうだった。
妹から兄への一方的な恋慕の情、それがどういう経緯で芽生え、大人になっても維持されているのか、一緒にお風呂に入りたがるほどの気持ちの根源とは何なのか。

穏やかで紳士な新沼兄に心を開きつつあるフミヤは、ドグサレパワーモンスターにしては頑張って彼らの家を訪ね、新沼兄が抱えていた闇を見せてもらい、真っ先にエロ本等がないか漁るマナーの悪さを発揮。
そんな社会不適合者が家に帰ると、末吉がせっせと炭酸飲料ストックを捨てているところで、フミヤの飛び膝蹴りで兄弟喧嘩が勃発するが、何をされても怯えるだけだった末っ子の姿はもうどこにもなかった。

新沼兄が職場のコンビニの常連客である長月の絶妙に隙があるエロさに着目している頃、長月は末の弟の異変に流石に勘づき、彼の上司の本屋店長こと柳から情報収集したことで、思わぬ別の人の情報を手に入れた。
新沼柊凪がそこそこ年の離れた兄にガチ恋している理由、それは物心ついた頃からずっと味方で、イカレタ父と思考停止の母から守り続けてくれたからだった。
だから兄が引き籠ったのなら、助けになることくらいむしろ当然の使命だった。

そんな柊凪が所属する引き籠り支援団体ではない、ほぼ反社の方は本当に一線を越えた取り返しのつかない犯罪に手を染めていた。
フミヤへの恐怖を克服し、ただただ邪魔で疎ましくて文字通りの穀潰しでしかない兄をイラつかせる才能を開花させた末吉。
当然の扱いを受けてブチ切れた長男と、ようやく反旗を翻した次男との間でも、取り返しのつかない事態が起こりそうだった。

我が子らが殺し合おうかという時でも認知がアレでカレーに夢中な母は、裏切りの夫がテレビの中で大はしゃぎしている姿で脳に凄まじい刺激があったのか、まともな認知機能を取り戻した。
皮肉にも憎むべきアホ面のおかげで認知を取り戻し、末っ子だけが理想的な子とのエモい思い出を作ってくれた事実。
そしてハゲワシは家族への謝罪を人に任せながら、また不倫セック〇に興じていた…

10巻
末吉が姿を消して数日、家事はしない、母親をデイケアに迎えに渡すこともしないし世話もペットに餌だけやるかの如く最低限でフミヤはまさに穀潰し。
長月はどうしても実家に戻る選択はせず、こうなったらドグサレでも父親を使い潰すしかないと判断し、母の了承を得てハゲワシを呼び戻すことにした。
果たして暴力三昧で引き籠り連れ出しビジネスをするほぼ反社の事務所に、気持ち悪い魚眼オブジェを残したのは、幻聴も聞こえているフミヤか、はたまた別の誰かか。

そして長女の要請で戻ってきたハゲワシは、なんだかんだ言っても妻はまだ自分にベタ惚れだと思い込んで何十年ぶりのセカンドプロポーズでもキメてやろうと意気込んだ。
しかし妻は認知のアレが進んでいるし、夫への数々の恨みは静かに燃え盛っているのは当然。

何年かの雲隠れぶりに自宅に戻った親父は、弟にしこたま暴力を加える人生だったフミヤを初めて飲みに連れ出し、突きつけた。
教育の失敗、ガラクタに育ててごめーんね、勘当、親子の縁切り。

クズに育てられたからクズになったのか、その通りでもあるし長男は弟に対しては殺されても仕方ない外道でもあった。
しかし、グラドルが着てそうな胸元ぱっかり童貞を殺す服を豚体型で着れるおっさんにも、クズ親父との温かい思い出を今でも思い出せるのだった。

そして引き籠りビジネスのおっさん同士が、今夜も咥え合うのか一方的なのか知らないが顔射する。
新沼兄妹と河原にキャンプに繰り出したフミヤは、どうしたって柊凪を性的に見てしまうのを止められないが、まさか新沼兄と仲良くすることで柊凪に恨まれ出しているとは知る由もなかった。
全裸おっさん二人の河原バレー。

おぞましい光景でも自分に見せたことも今後見せることもないだろう兄の笑顔を見て、嫉妬と怒りが膨れ上がる狂気のブラコン。
そしてフミヤの妄想力はたくましく、スポーン一本で抜けた。

一気に恨まれてからの夜な夜なオナニーがきっかけで、フミヤはついに女体と0距離になれた。
チン〇を握られたことで、フミヤは人生の最高期を迎えたかもしれない。

なのに次男末吉は兄より先に大事件を起こしかねない程、煮しめに煮しめた数々の恨みを爆発させようとしていた…
感想
住みにごりエログロシーン特集全巻でした。
面白度☆9 人間臭さ度☆9
長男は良く言えば純粋過ぎて不器用なのかと思いますが、やはり自堕落な見た目はざわつかれても仕方なしですね。
ともあれ、西田家はみんな性欲旺盛で遺伝子は受け継がれていきそうです。




































