72話
期せずしてリンともヤっちゃったレッタ。
性格はボーイッシュながら凛とした佇まいと誇り高い女騎士は、事後の表情とお願いもなかなかそそるものがあり、思い出すだけで熱くなれる。

他の女性陣にバレたら何を言われるか分かったものじゃないレッタは少しビクつきながら帰ってみると、もちろん口止めしてきたリンが言いふらしているはずもないが、やはりぎこちない態度を見せてくる。
そこに素早く気づいたのは食いしん坊な脳筋で強さを追い求めるシャオメイで、レッタとのセック〇でパワーアップしたリンに違いに気づく、素晴らしい観察眼を披露。

さてグローリアは目の色を一時的に変える薬を使っているらしく、そんなカラコンみたいなものをするのはレッタに他ならず、せめてもの変装のためだった。
目的は潜入、潜入先は皇太子が指揮する魔導兵団だった。

ローブを着て魔術師らしい出で立ちになり、各地から集まった魔術師たちに紛れて潜入したレッタは、父と一緒に挑戦したあの時のことを思い出した。
魔導兵団には入れればアルクが処刑される式典で動きやすく、目立たないのはもちろん、有能すぎず無能すぎずのレベルで合格するのが肝だ。
その腹積もりでテストが始まるのを待っていると、眼鏡野郎が距離感近く話しかけてきた。
眼鏡のトマスは何か目的があるのか、単に喋る相手が欲しかったのか、事前に調べた情報について教えてくれた。

深緑の鷹と、真紅の鮫。
絶妙にダサい二つ名を持っている試験官は魔術師界では知られた実力者らしく、二つ名がダサいのは皇太子が銘々したからだという。
ともあれトマスは金目的で魔導兵団に入りたいことが分かったその時、扉が開いて試験官が現れた。
しかし鷹でも鮫でもなく黄金の蛇と名乗る新顔で、そいつは目の色を変えたくらいじゃやり過ごせるはずもない、憎きシュタイゲンだった。






































