
屍囚獄3巻ネタバレ感想
女狩り。目を疑うような因習の獲物になってしまった女子大生たち。
女を狙う村人達。
彼らを殺して回る天狗仮面。真の味方は一体誰だ!?
11話
男たちは姿が見えない女を捜して、宮司の所にまで来ていた。
鹿屋野は八坂村出身ではないので因習に混ざることはなく、女性陣を守るつもりだった。
そんな時でも香坂は研究への興味を抑えられず、ご神体を調べようと外に出ていた。
そこに鹿屋野が来て社務所で身を潜めるよう忠告される。この村で唯一の味方かもしれない彼の言葉に、香坂は微かな恋心を抱き始める。

まだ何が起きているのか知らないこのは。携帯の電波を探しながら外をブラブラと歩いていたが、ぴったりと伊助がついて来る。
まともに会話ができない彼を不気味に思い、隙をついて撒くことに成功する。
その直後、他の村人に出会うが、有無も言わさず襲い掛かってきた。
猿田彦のお許しが出たから女たちは好きにしていいとニヤつく男。何かとんでもないことになっているのは分かり逃げようとしたが、ライフルで足を撃たれてしまう。

闇雲に逃げていた比奈は疲労が溜まり、近くの廃屋で休もうと中に入った。
戸を開けた途端、異臭がまとわりつき、薄暗い部屋の中で何かがぶら下がっているのが見えた。
それは無残に殺された男たちの死体だった。
昼前に目が覚めた美琴は、誰かいないか家の中を歩き回っていた。
すると、夫人の部屋から村長の声が聞こえてきて耳を澄ます。
「お前が自分の子供を伊助にやらせたんやろ?あの娘共を助けてもお前の立場は変わらんし、もう子供産めんお前に用はない。もう誰も村から出さん。全員お前と同じ宇受売になるんや」
そう言われた夫人は布団から這い出してきた。その体には手足がなかった。
この村にいたら殺される。このはを探し回っていると、2階から物音が聞こえた。
このはかと思って上がってみると、そこにいたのは一人の少女だった。

12話
少女はうずめと名乗った。
とにかくこのままここに置いてはいけない。
手を引いて階段を下りると、貴彦と鉢合わせしてしまった。
相手が動く前に突き飛ばし、倒れた隙に走り抜けた。
彼はうずめと叫び、驚愕した表情を崩さなかった。

比奈がぶら下がった死体に驚いている傍で、さよりが青白い顔で蹲っていた。
教授も美那も村人も全部白いシャツの男が殺したと涙を流し出す。
その男は軽トラの中にいる比奈を覗いていた男に違いなかった。
このはは家屋に連れ込まれていた。
いやらしい笑みを浮かべた二人の男。
逃げようとするのを押さえつけ、電動のこぎりで腕を切断しようとする。
その時、このはの携帯に着信が入った。それは兄専用の着信音だった。
男から奪い返し出てみると、婚約者のはしゃぐ声が最初に聞こえてきた。
その婚約者はアウトドアをするタイプじゃないから釣りはできないと言っていたのに、電話の向こうでは大物を釣り上げたと楽しそうな声が響いていた。
訳が分からないまま男に犯されそうになっているのに・・・このはの中から抵抗する気力を消えた。

うずめを背負いながら山道を進んでいた美琴。
知っている顔を見かけたので声をかけようとすると、うずめが腕を引いて引き止めた。
その時、二人いる男の会話が耳に入ってきた。
「こないだの女は手足ちょん切ったらすぐに死によった。でも7人も若い女が来たから、もうあんなババア使い回さんで済むわ。ひど言いようやな、さんざんお世話になった母親やのに」
そして一人の男の携帯に電話がかかってきた。
土砂崩れで道が塞がれた件で役所からかかってきたらしいが、男は信じられない言葉を吐き出した。怪我人も病人もおらず、食料も問題ない。
だから救助は必要ないと。

13話
すぐにその場を離れた美琴とうずめ。
誰も信用できないのを知るが、このはの無事を信じて前を向く。
しかしその時、森の奥から物音が聞こえてきた。そこには昨日見たタケルと呼ばれていた男がいて、村人一人をボコボコにして木に吊るし上げていた。
激しい物音で目をさましたこのは。
床は襲ってきた二人の血と肉で赤く染められていた。天狗の面を被った男はこのはが声をかけると、そそくさと出て行ってしまった。顔は分からないが、伊助に違いなかった。
山の中を慎重に進んでいた美琴。
しかし、村人に見つかって捕まえられてしまう。
うずめだけでも逃がそうとした時、このはが現れシャベルで村人を殴り倒してくれた。

伊助が味方であるらしいことや、貴彦も信用できないことなど伝え合うと、親友のこのはに会えたことで一気に安心していく。
正義感が強くいざと言う時に一番頼りになる。それがこのはだった。
程なくして天狗の面を被った男と出くわす。
このはは伊助だと思い安心しきって近づいた。
しかし、背中を見せた途端、斧で彼女の身体を叩き切った。

続けて美琴とうずめにも斧を振り上げるが、何かに躊躇して動きを止める。
直後、宮司が現れると天狗の男は走り去ったが、このはは既に事切れていた。
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