新しい仕事を見つけなくてはならなくなった。
別れるのを待っている伊古くんにも返事をしないといけない。
洗い物をしている時に、ふぅくんが欲情して後ろから脱がそうとしてくるから、思わず大きな声を出して拒絶してしまった。
驚く彼にすぐ笑顔を返して、口で大きくする。
そのまま布団の上に行って一回出させて、寝息を立て始めるのを待って、伊古くんに明日の待ち合わせ場所を連絡した。
著者名:新田章 引用元:恋のツキ2巻
途中はめちゃくちゃ楽しめたけど、ラストがいまいちな映画みたいに、この恋を終わらせるつもりだった。
映画館も来月には潰れる予定だけど、そこに新しい何かができるように、伊古くんはまだほんの10代の半ばだから、この先出会いなんていくらでもある。
10年後は41歳と25歳だけど、それでも妥協抜きで私の最後の人になってくれる?
そう訊くと、絶対好きでいますって即答してくれたけど、それはワコもそう思ってた。
その時、ふぅくんが二人の前に現れた。
どこかに急いでいる風なワコを追いかけて、彼氏は彼女の密会を覗き見ていた。
著者名:新田章 引用元:恋のツキ2巻
男同士で言い争い始める。
この前電話をかけてきたのはお前だろ?って彼氏が訊くと、伊古くんはそれを認めた上で
「ああ、ホテルに行った日ですか」って答えた。
それをワコも認めると、ふぅくんは何も言わずに踵を返して去っていった。
伊古くんとの関係を終わらせるつもりだったワコは、走って追いかけた。
「今日で会わないつもりだった・・・
・・・してないよ?
あの時生理だったし・・・挿れてない・・・」
本当のことを言えば、許してくれると思った。
けど、最後までしようがしまいが、他の男と身体を触り合って、他の男を好きになったこと自体が、彼にとっては拷問だったんだ。
著者名:新田章 引用元:恋のツキ2巻
ふぅくんは部屋に帰って来なくなり、伊古くんからも返事が来ない。
この4年間が消え去ることがどういうことか、ようやく分かったワコは泣いて後悔した。
あの時ホテルに行かなければ。
夏祭りに誘わなければ。
生徒手帳をその場で返していれば。
同じスニーカーなんて履かなければ・・・
でも、しばらくしてふぅくんは戻って来てくれた。
リサさんに説得されて、全部を許せなくても、4年間の続きを始めようとしてくれた。
それからは、できるだけお互いに思いやって、結婚の話を進めて、子供ができた時のために節約も始めた。
そしてワコは32歳になった。
そんな日が続いて、ついに映画館の最後の日がやってきた。
そして、その日に伊古くんが映画を見にきて、人気のないところで無理矢理キスをして舌を入れてこようとして・・・
著者名:新田章 引用元:恋のツキ2巻
それで「二股でもいいからっ」って言ってきた。
感想
恋のツキ2巻でした。
面白度☆7 イライラ度☆8
4年は長いし、30越えちゃってる焦りも分かりますが、はっきりせえよ!って言いたいですね。
安定も、トキメキも、安心も何もかも全部なんて相当難しいのは分かってるんだから、どれはさっさと捨てるか、めちゃくちゃ努力せえよって言いたいですね。
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