
復讐の未亡人2巻ネタバレ感想
夫を死に追いやった会社の連中に復讐を果たしていった鈴木蜜=鈴木美月。
唯一、夫の現状を憂いていた斉藤には何もせず、やがて彼と結婚して子を作った。
しかし、それもまた彼女なりの復讐ではあった。
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10話
斉藤と結婚し、高層マンションの上層階に住むようになった蜜。
ふとした拍子に窓の外を見ると、ビル景色の向こうから煙が上がっているのに気づいた。
その瞬間、かつて自分が子供の頃に住んでいた家も、燃えてなくなったことが思い出される。
火事の煙を見て、斉藤はこっちまで燃え広がらないか心配をした。
蜜が少しでも重い物を持とうものなら、彼はすぐに代わって奪い取るように自分が持ってしまう。
彼女のお腹の中には新しい命が宿っているので、彼は気が気じゃなく細心の注意を払い続けていた。
斉藤真言。
会社に潜り込む前に彼の情報は洗いざらい調べていた。
幼い頃に両親が離婚し、母に引き取られた。
その母はやがて精神に異常をきたし、彼を学校に通わせようとせずに、自宅に引き篭もった。
母は役所の措置で強制入院させられやがて死亡。
施設に入った斉藤はプログラミングを独学で学んだ。
再婚には申し分ない相手には違いなかったが、未だ優吾を愛し続けている蜜は、そんな未来を考えてはいなかった。
しかし、あの結婚式の直後、彼女を追いかけてきた彼は一緒に人生を歩みたいと言った。
彼女は彼を誘惑し、彼はそれに簡単に乗って激しく求め合った。
彼の大きいものが入ってくると、しっかり入っている感触がお腹の上からも感じられた。

苦しくなるほど突き上げてくる彼のモノが出し入れされていると、不意にまだ少女の頃の記憶が蘇ってくる。
羽交い絞めにする突然兄になった男。
足を無理やり開かせる父になった男。
越してきたばかりの二人は、お隣さんに挨拶に伺った。
そこには、夫が亡くなってまだ間もない老女の坂本和代が一人で住んでいた。
明らかに精神が不安定そうな隣人に斉藤はあからさまに距離を取ろうとするが、蜜はできるだけ朗らかに挨拶をした。
坂本は斉藤の態度に反感を抱いたが、蜜には好感を持った。

そして家に帰った蜜は、優しくお腹を撫でた。
11話
まだ朝も早い時間。
チャイムの音を途切れる事なく鳴らして、静かな朝をぶち壊す人間がいた。
セキュリティを使いこなせず、ドアが半開きになっているアラーム音を自分で消せない坂本が、さっそく隣人の斉藤家を頼ってきたのだった。
斉藤は調子に乗るから無視しようと言うが、蜜はお隣同士なんだからと言って、すぐに対応に出て行ってしまった。
トラブル自体はすぐに解決し、そのままお茶でもてなされる。
坂本は息子の卒業式の時の写真を飾っていた。
頭が良く、いい大学にも入った自慢の息子だと話し、しかし育ちの悪い女に捕まって結婚してしまったのが残念だと愚痴る。
そこで蜜に子供はいるのかと訊ね、彼女はお腹を撫でて見せた。
すると彼女は慌てて淹れたばかりの紅茶を下げ、カフェインが!と言った後に、
「流産しちゃうわよ!流産!」とまくし立てた。

その無神経な言葉で彼女は、まだ学生だった時に優吾との子供ができた時のことを思い出させられた。
そしてトイレに駆け込み、つわりの不快感をぶちまけた。
坂本はかつて自分もつわりが重かったことを話した。
その時に、周りの理解が得られなかった彼女は、神に祈って新しい命が無事に生まれてくる事と、幸せな環境が作れるように願ったのだという。
ランドセルを背負った少女が宅配に紛れてマンションに忍び込んでいた。
斉藤は蜜を迎えに行って、隣の我が家に戻ろうとしていた。
すると、廊下に出た所で見覚えのない少女が非常階段を上ってきた時に蜜と目が合った。
そのまま上がっていく少女が気になり、斉藤に様子を見てくるよう頼んだ。
彼が非常階段へのドアを開けて数段上った直後、上からあの少女が降ってきた。
彼は何とか身を乗り出し、無傷で少女をキャッチして階段に倒れこんだ。

虚ろな目をしていた少女は、駆けつけてきた蜜と目が合うと
「殺してください!お願いします!私を・・・殺して・・・」
そう叫んだ後、気を失った。



































