瑞希
瑞希は環が尋ねた交番がある地域に来ていた。
その時、偶然にも環らしい女子高生を見かけて声をかけようとしたのだが、その前に職務怠慢により同じ警察に同行を求められてしまい、署に戻ってから正式に謹慎を言い渡されてしまった。
著者名:ナガテユカ 引用元:ギフト±9巻
彼女から自由と権限を奪うよう根回ししたのは、加藤だった。
彼女は何もできることがなくなり、部屋にこもって酒浸りになっていた。
そんなところに廣瀬が訪ねてきて、アメリカの友人伝で手に入れた新しい情報を見せてくれた。
それはまだ20代の頃の加藤が写っている写真で、その場所は軍関係者専用の病院だった。
そして何人かで写っている彼の隣には、あの秋光正がいた。
著者名:ナガテユカ 引用元:ギフト±9巻
軍とどういう関係があったのかまでは分からないが、瑞希はある作戦を思いつき、ネット関係に詳しい人物を紹介してくれるよう、廣瀬に頼んだ。
彼女の作戦は、一部のSNSアカウントを乗っ取り、「クジラ、凶悪犯、臓器移植」のワードの意味と繋がりを世間に暴露することだった。
情報はあっという間に広がり、まとめサイトまでできて都市伝説のように騒がれ出した。
それは違法臓器移植をしている組織の目にも触れて危険になる可能性があるが、たまきがそのネットの騒ぎを知って、向こうからこっちに接触してこれるように仕向けたのだった。
だが、廣瀬は協力してしまったものの、後になって瑞希も阿藤のように暗殺されるかも知れないと思い至った。
自分なら遺した女には他の男と幸せになって欲しいと望むと伝えると、彼女は鼻で笑い、大切な人を失った後の女を幸せにしてくれる男を見つけてくれもしないのに、それは自分が楽になりたいだけで卑怯だと突きつけ、阿藤はちゃんと平和な世界にい続けるか、遺志を継ぐかを決めさせてくれて、それで自分は危ない橋を渡っているんだと涙ながらに答えた。
著者名:ナガテユカ 引用元:ギフト±9巻
そう言われても、廣瀬は瑞希に生きてて欲しいと言った。
一人の男が一人の女に特別な感情を持って言っているのだと、彼女もすぐに分かった。
だから、彼に見つめられると目を逸らせず、阿藤と同じタバコの匂いに抱かれるのを拒めなかった。
しかし、朝になって自分がしたことを改めて思い返すと、罪悪感がこみあげてきた。
著者名:ナガテユカ 引用元:ギフト±9巻
それは彼も同じだったようで、気持ちは確かながらも大人が一夜を共にしただけだとお互いをごまかし、深い関係になるのに臆病になった。
そしてこれからは仕事仲間としての付き合いだけにしようと決め、SNSで情報を拡散させればどうなるかの共通理解を持った。
それは、何万分の一であろうと、模倣犯が出るかも知れないことだ。
加藤はすぐに情報を拡散させたのは瑞希であると目星をつけ、謹慎を解かせて、自分が所属する捜査一課への異動を根回しした。
さらに、最近起きた殺人事件を彼女に担当させることにした。
それは、肝臓のみを抜かれて殺された女性の殺人事件だった。
感想
ギフト±9巻でした。
面白度☆8 女性の変化度☆7
胸糞が悪くなる日本の凶悪犯罪の代表格と言えばコンクリ事件が真っ先に浮かびます。
それが9巻の最初のほうに軽く入れ込まれていたので、ついにという感じがしました。
と言っても、犯罪史に詳しいわけでなはいので、今までに色々参考にした事件の犯人がいたかも知れません。
とにかく、ショートカットの似合う女性は美人より美女と言えるレベルだろうと思いました。
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