部員たちが改造に頭を悩ませている間に、聖はコース製作に頭を悩ませつつ、校長たづ子を取り込んで賭けレースの承認を得ていた。
もちろん平等なレースにするため、早川&聖は司会進行役になり、来夢先輩には相応のハンデがつくことになった。
羽音はその来夢先輩にアドバイスをもらっているらしいので、恩紗はせめて最下位は取るまいと、セローに変わるものを親に頼んで用意してもらった。
それこそ、ヤマハを代表する失敗作、二代目TZR250(3MAサンマ)だった。
2ストロークのレーサーレプリカはいまいちかと思われたが、なかなかどうして、回転数を上げると一気に躍動感を増し、2ストが絶滅していった理由が分かったのだ。
著者名:おりもとみまな 引用元:ばくおん!!3巻
これならスーフォアやカタナに勝てる。
圧倒的なマシンを手に入れてほくほくしているところに、弟たちがまた性的ないたずらを仕掛けようとしてくるのだった。
そうこうしているうちに文化祭当日がやってきた。
聖が用意した、それぞれに胸の膨らみが強調されたメイドコスチュームを着て、コースの説明を受けたら、いよいよ賭けてもらうための営業活動が始まった。
著者名:おりもとみまな 引用元:ばくおん!!3巻
だが、バイクのバの字も知らないお嬢様女子たちに説明して理解してもらうのは一苦労。
それでも4大メーカーは何かと訊けば、ホンダ、ヤマハ、カワサキと三つまでは滞りなく出てきて、ラスト一つはハーレーに違いないと回答。
スズキの存在だけは知らないし、軽くディスりを入れて凜の妙な自信をさっそく打ち砕いた。
著者名:おりもとみまな 引用元:ばくおん!!3巻
羽音はマフラーを8本に増やし、バックミラーを10枚にして、ウインカーは15個に増量した全く意味のない重量級モンスターバイクに改造。
恩紗は言わずもがな、時代遅れの2スト仕様だが、お嬢様たちには理解できない。
凜は店員の売り文句に食いついて買わされた似非商品を取り付けただけ。
来夢先輩はハンデとして、いつものニンジャから250ccのスクーターにチェンジ。
聖がドロンジョ様を彷彿とさせるセクシーな衣装で登場した時には、会場には予想を反して多くの観客が詰めかけていた。
オッズは羽音が一番で、ろくに知り合いもいない来夢先輩は11倍になっていた。
そうなるだろうことをたづ子は予想していたので、この賭けレースに許可を出したのだ。
猿山は孤立している凜を哀れんで賭けたらしいが、たづ子は両親を騙くらかして手に入れた300万を来夢先輩に全額投入。
これで大儲けしようと思ったのだが、たかが一つの高校の賭けレースの金額は大したことはなく、300万が投入された時点で、一気に来夢先輩が1.1倍のトップに躍り出たのだった。
そして、いよいよ始まるお嬢様女子高でのバイク賭けレース。
著者名:おりもとみまな 引用元:ばくおん!!3巻
スクーターだろうと、実力的に群を抜いている来夢先輩がスタートダッシュを切ったが、アクセルを吹かした瞬間に見事な前転クラッシュを決め、彼女は地面に叩きつけられてしまった。
もしかすると、運転がうますぎて、逆にオートマが苦手なのかも知れなかった。
波乱でスタートしたレース。
勝者は果たして誰なのか…!?
感想
ばくおん!!3巻でした。
面白度☆7 もじゃ度☆7
今回はけっこうもじゃがフューチャーされたところが多かったです。
父親然り、映画の主人公然り、ニューバイク然り。
そして、凜の残念な性格が災いして孤立しているという事実が発覚する悲しさ。
レースの勝敗は3巻中にちゃんと決するので、安心してください。
「ばくおん!!」を試し読む





































