
闇女1巻ネタバレ感想
大学生の佐々木潤。
彼の幼馴染の由妃。
隣人で年上の美咲。
大学準教授の速水。
そして、どこかいやらしい妹…
美咲
アパートの隣の部屋で彼氏と同棲している美咲は、何くれとなく潤に声をかけてくれ、たまにおすそわけで作りすぎた料理をくれる優しい人だった。
彼と比べれば少し年が離れているものの、美人で優しくていい匂いがほんのりと香る、文句の付け所がない女性だった。

アパートの前の花の手入れもしているようだが、ただイモ虫が一匹ついていただけで、根こそぎ刈り取ってしまう豪胆なところもあった。
彼氏の達夫はできる男風のサラリーマンで、彼女が隣人におすそわけをするのにも温かい目で見る懐の深そうな人だった。
しかし、それは表の顔でしかなかった。
ある日、美咲が同窓会で出かけた日に達夫は女子高生を部屋に上げ、いつものようにエッチしまくっていた。
アラサーの美咲にはない肌の弾力や、結婚を仄めかす彼女のプレッシャーのストレスを発散するように、10代の肌を貪っていた。

ただ、美咲は既に感づいていて、その日は本番をやろうとしていたタイミングで部屋に戻った。
同窓会は真っ赤な嘘で、浮気の証拠を掴むつもりだったのだ。
もちろん彼氏についた害虫は駆除しなければならない。
だが、虫につかれた花も捨てる必要がある。
美咲は包丁を手に掴み、容赦なく振り下ろして達夫が防御しようとした指の間を切り裂いた。

その直後、潤は自分の体に意識が戻った。
外はパトカーのサイレンに野次馬が集まっていて、手錠をかけられて連行されていく美咲の姿があった。
佐々木潤
コミュ症で自分から他人と話そうとせず、特に女性とは目を合わせるのも難しい。
しかし文章力は高く、そこをある教授に目をつけられてゴーストライターをやらされていた。
しかし、自分の書いた文章を認めてくれているその教授の頼みなら、仕方ないと思えた。
ネットには小説家デビューを目指していろいろとアップしていたが、無責任なネット民たちはこぞって登場人物の人間味に欠けるだの、女心が分かってないだのと批判コメントを書いてくる。
ただそれは、他人と関わった経験の少ない彼の中では、悔しいが的を射ている批判でもあった。
そんな彼がクサクサした気持ちの時に「ゴースト」と書いた瞬間、急に意識が遠のき、気づけば達夫の体に入って女子高生とエッチしようとしていたのだった。
速水準教授
潤がゴーストライターをしている大川教授と速水準教授は、不倫関係にあると噂されていた。
潤が頼まれたテキストを直して大川のところの持っていくと、噂を証明するかのように速水もそこにいた。
知的な眼鏡美人といった感じの才色兼備の彼女が、わざわざおっさんを相手にしなくてもよさそうなものだが、そこは他人と関わろうとしない潤には推し量れない何かがあるのかも知れない。

それに大川の方も、潤の中では自分の拙い小説を認めてくれている人なので、不倫をするような男とは思いたくなかった。
このまま不確かな二人の不倫関係にモヤモヤするくらいなら、いっそ達夫になった時の状況を再現してどちらかの体に入り、確かめてやろうと思った。
彼らのデータを文章に起こし、また「ゴースト」と打ったところで意識が遠くなった。
すると大川の体に変わっていたのだった。
潤本人の体を見に行くと、魂が抜けたような間抜け面で熟睡していた。
そこにタイミングよく速水が現れてくれたので、それとなく噂の話をすると、その噂を広めたのが自分だとはっきり白状したのだ。
そして妖しく微笑みながら、大川のシャツのボタンを引きちぎった。
その時潤は見て初めて気づいた。
大川は体中をロープで縛りつけていたのだ。
そして速水からはいつもの清楚で知的な雰囲気は消え去り、大川の痴態を携帯で撮り、下着が見えるのも構わず足を上げて、ハイヒールの先で踏みつけてきた。

二人は噂通り不倫関係だったが、速水は女王様気取りで大川を脅していたのだった。

































