美咲
鳥飼はマンションで火事に遭い、連絡も途絶えていた。
その時の様子を潤は小説にして公開し、また大量にアクセスを得ていた。
副部長は相変わらずエロい格好をしながらその小説を読み、それもストーカーしながら覗き見て得た体験だと思い込んでいた。
そして速水をネタにした小説を本人に見せると脅し、学園祭の目玉にするために、アイドルの雛と会わせるよう迫ってきた。
雛はあっさり演劇の主演のお願いを聞き入れてしまった。
ただマネージャーの許可が必要だと分かり、潤はマネージャーの身体を乗っ取って断り、雛と副部長を近づけさせないようにしようと考えた。
その日家に帰ると、美咲が正式に同じアパートに住み始めたらしく、挨拶をしてきた。
あの事件の判決がどうなったのかは、怖くて訊けなかった。

その日の内にマネージャーの守久昌太郎が訪ねてきたが、予想外にオネエ系の男で戸惑った。
とにかく買出しに行くフリをして外で文章を書き起こして体を乗っ取ったものの、雛がただ潤の助けになると思って引き受けているのだと分かり、断るのが忍びなくなり、結局諦めた。
それとは別に、雛のスケジュールの中に、ある病院に定期的に通う予定が入っているのを見つける。
その病院は、あの女の子が入院しているところだった。
美咲は以前と変わらず料理をおすそ分けしてくれ、雛も彼女を慕うようになっていった。
潤の部屋で二人が一緒に料理を作ることもあり、演劇の稽古で遅くなる二人のために弁当を届けてくれるほど仲良くなっていた。
そんなある日、部屋に潤しかいない時に美咲がやってきて、雛を待つ間に料理を作り始めた。
そして自分から事件の話を始め、自分の非も認めつつ、ただ料理を作って待ついい奥さんになりたかっただけだと打ち明けてきた。
余りにも寂しそうにする彼女の手を思わず握ってしまい、流れのままに。
初めてする潤はなかなか勃たずに、美咲が咥えて大きくすると、今度はあっと言う間に射精する。

雛が帰ってくるギリギリまでを狙い、シンクに手をつかせて後ろから突き入れると、まるで首を絞められた鶏のようなダミ声を出しながら乱れていく。
その下品な声で逆にそそられていると、窓の外から由妃が覗いているのが見えた。

それから美咲とは猿のように求め合うようになり、由妃からはリスカした写真が送られてくるようになった。
やがて学園祭本番を迎え、舞台も順調に公演できていた。
潤は特に仕事がなかったので、大川と速水が一緒に見て回っているのを見つけ、またネタでも拾おうと思い大川を乗っ取った。
しかしすぐに速水を見失う。
その代わりに、なぜか美咲と由妃が一緒にいるのを見つけ、物陰から二人の会話を盗み聞くことに。
美咲は、潤は自分の彼氏だから、変な写真を送りつけたりするなと言う。
由妃は、潤は昔から自分が好きだから、性欲解消に都合のいい女を見つけたと潤から聞いていると言う。
すると美咲は潤にも覚えのないハメ撮り写真を見せ、自分だけが潤としているのだと言う。
すると由妃は、婚期を逃さないようにする必死なアラサーは憐れだと笑い、美咲はまた不穏な空気を醸し出し始める。

その時、なぜか眠っているはずの潤が現れ、美咲の味方をしてどこかに連れ去っていった。
大川の身体に入っている潤は、訳が分からず呆然と見ているしかできなかった。
感想
闇女ヤミカノ2巻でした。
面白度☆6 盛り上がり度☆7
少しずつ面白くなってきました。
メンヘラ女がなぜか、特に魅力のなさそうな男を取り合う様子は滑稽ですし、鶏の喘ぎ声に興奮する男もなかなかです。
副部長はまだ鳴りを潜めてますが、ラストで雛の暗躍が明かされます。これは必読。






































