13話
一人遅れて地震の衝撃から目を覚ました日比谷優希は、瓦礫から抜け出したばかりだった。
他の少女たちを追いかけようとしているらしい変態共が群がっている方向とは逆に進み、洋館のような雰囲気の廊下に出た。
しかしそこでトカゲのような全裸変態に遭遇してしまい、あっさりとパンツを奪い取られてしまうのだった。

パンツの臭いを嗅ぎ、舐め、気持ち悪さの極限まで達した時、また地震が起こって天井が崩落し、トカゲ男に直撃してくれた。
その隙に優希は命からがらノーパンのまま駆け出し、ひたすら逃げた。
しばらく進むと明かりが漏れている部屋があり、「MORGUE」のプレートの意味が分からぬまま中に入ってしまった。
そこでは変態が変態の死体を遺体袋に詰める部屋で、何人もの変態がちゃんと仕事をしていた。
しかし彼女に気づくと仕事をほっぽり出し、一人VS何人もの追いかけっこが始まった。
彼女はまたひたすら逃げ、浸水している通路にも飛び込んだが、それでも変態の群れはしつこく追ってきた。
空気があるところに顔を出した瞬間を狙われ、変態共はノーパンの中身に嬌声をあげてはしゃぎ出し、水の中に引きずり込もうとする。

彼女は咄嗟に天井に手を伸ばしてケーブルを掴んで引きちぎりながら、配管にしがみついた。
高圧電流が流れていたケーブルが水面に触れると同時に変態共は断末魔をあげた。
彼女はそのまま通路の先に進み、突き当りの部屋のドアを開けて驚愕した。
14話
部屋の中には数え切れないほどの琴美の盗撮写真が貼られていた。
パソコンの前に座っていた部屋の主は、この場に似つかわしくない、やたら上品ぶった中年のおばさんだった。
そしてパソコン画面には、美波たちがいる部屋が映し出されていた。
看守が美羽に向かって引いた引き金だったが、美波が庇って倒れていた。
だが不幸中の幸いでゴム弾だったので、気絶しているだけのようだった。

そして庇われた美羽の顔が徐々に崩れ始めていた。
実は彼女こそが囚人番号3番の犯罪者で、本名は田中チヨ子とかいう古風な名前だった。
田中はもういい年で、顔は特殊メイクで若く繕っているだけであり、肌年齢はもうババアもいいところだったのだ。
しかし体躯だけは成長しない子供のままだったのでそれを利用して子供の中に紛れ込み、200人以上を殺してきた恐ろしいシリアルキラーだった。
田中が正体を暴露されたとき、また地震が起こった。
しかしそれは地震などではなく、上品なおばさんはこれは爆発の震動だと言い、爆破を起動させていたのもおばさんだった。
そして完全にクリーチヤー化した田中は命がけで庇ってくれた美波に拒絶され、色んな意味で全ての希望が絶たれるのであった。

田中の最後を見届け、この刑務所で変態と少女たちの狂乱を見て楽しんでいたおばさんは、この施設のマスターキーを優希に託し、脱出のチャンスを与えた。
15話
一方爆薬で活路を作ろうとしていたかなめは、揺れに気を取られた一瞬の隙に制圧され、恥ずかしい格好をさせられていた。
そして変態首相雁直人に、黒くて固そうな棒状のもので陵辱されそうになっていた。

果たして変態が国の代表になっているこの国に、彼女たちが平穏に生きられる場所はあるのだろうか?
感想
U12の3巻でした。
面白度☆7 維持度☆9
おもしろさも変態レベルも気持ち悪さも少女たちの不憫さも、全くパワーダウンしないですね。林をエスターみたいだと言いましたが、もっとエスターらしいおばさんが紛れ込んでいたとは思いませんでした。本当に気持ち悪かったですけど、気持ちいい最期でした。


































