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24話

痴態を見せてしまったことを謝った善だったが、美羽が泣いているのに気づき、理由も分からずに取りあえず平謝りに謝った。

 

変態の自分が好意を向けられていて、彼女を悩ませていたなど思いも寄らないのは当然。

 

そしてアヤメとの間に割って入れないと感じた美羽は、距離をとることにしたのだった。

 

 

そして翌朝、美羽に嫌われてしまったと落ち込みながら登校した彼は、さっそく小杉にひと気のないところに連れて行かれた。

 

 

体育倉庫に連れ込まれ、また訳の分からないまま理不尽な暴力に晒され、ターゲットにされるのはいつも眼鏡だった。

罪と快
著者名:染谷ユウ 引用元:ヤングガンガン2018年10号

 

 

いい加減にこんなことをする理由を訊ねてみると、小杉はまた理不尽に激昂し、自分の胸に聞いてみろなどと他人任せにしながらぶん殴ってきた。

 

そう言いつつ、委員長を泣かせていたのをばっちり見たのだと理由を明かすが、人を殴るのは平気でしても恋のライバルにライバル宣言するような度胸はなかった。

 

そして、まるで美羽が自分の彼女でもあるかのように、二度と近づくな次は殺すと警告したのだった。

罪と快
著者名:染谷ユウ 引用元:ヤングガンガン2018年10号

 

 

 

変態緊縛師の裏の顔を隠してクラスにうまく解けこんでいたアヤメ。

 

元生徒会長に呼ばれていると聞いて行ってみると、笑顔が胡散臭過ぎる元会長の津崎が放課後に生徒会メンバーで花壇の手入れをするから一緒にどうか?と誘って来た。

しかし、アヤメは一瞬で躊躇いなく断り行こうとした。

 

すると津崎は擦れ違い様に彼女の髪を触った

 

気持ち悪過ぎる行為に続いて、今までの女の子の中で一番サラサラしてると気持ち悪い言葉をプラスして気持ち悪さを上昇させていく津崎。

罪と快
著者名:染谷ユウ 引用元:ヤングガンガン2018年10号

 

 

自分が女子全員から好かれていると勘違いしている典型的な優等生タイプの津崎は、アヤメの蔑み切った視線にもめげず、逆にドMである可能性を仄めかして潔くその場は引き下がった。

罪と快
著者名:染谷ユウ 引用元:ヤングガンガン2018年10号

 

 

 

アヤメが断った花壇の手入れに美羽は参加していた。

 

ただ水遣りをしながら頭の中は善でいっぱいで、諦めなければいけないんだと自分に言い聞かせていた。

 

その時、水場の傍にいたのでホースを頼まれ、水が出ているかどうか確認せずに蛇口から取り外してしまい、お約束でびしょびしょに濡れてしまった

驚いて尻餅をつき、靴下まで濡れ透けになってしまったが、不安定な精神状態を知られないように作り笑顔でごまかした。

罪と快
著者名:染谷ユウ 引用元:ヤングガンガン2018年10号

 

 

そこにタイミング良く現れた津崎がスッとハンカチを差し出し、美羽は素直に受け取り濡れた身体を拭きだしたが、目敏い彼に何か悩んでいるだろうと見抜かれた。

 

美羽は否定しようとするが、やはりすぐに彼の顔が浮かんできてしまう。

 

 

一度津崎に相談事をしたことがあったので、今回もアドバイスを求めて打ち明けた。

 

好きな人に好きな人がいたらどうするか?

 

そう訊くと逆にどうするか訊かれて、美羽はアヤメに勝てるところがないと思っていたので、諦めると答えた。

ただ納得できるかと言われたらそんな訳がなく、津崎ならどうするかもう一度訊いた。

 

 

この時を待っていたかのように津崎はベンチから立ち上がり、おもむろに花壇に近づいていく。

 

普段から自分たちで手入れしているはずの花を一本毟り取りながら、欲しいものは絶対手に入れると我がままな答えを出した。

罪と快
著者名:染谷ユウ 引用元:ヤングガンガン2018年10号

 

 

 

簡単に諦められるならその程度の思いでしかない。

 

そんな理屈を言いながら毟り取ったマリーゴールドの花言葉が「変わらぬ愛」であると知識をひけらかし、美羽を唆した。

 

美羽の頭の中はまたしても彼の色んな表情で彩られ、好きの気持ちで満たされた。

罪と快
著者名:染谷ユウ 引用元:ヤングガンガン2018年10号

 

 

そして本気を出すと宣言したのだった。

 

 

もちろん津崎は、美羽を見て楽しむつもりだった。

 

マリーゴールドの花言葉には、マイナスの言葉も多くあり、そっちに振り回されるのを期待していたのだ。

罪と快
著者名:染谷ユウ 引用元:ヤングガンガン2018年10号

 

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