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61話

なんてこった、リリアが半殺しの目に遭うことになるダイブの原因、ダークニコちゃんの正体だった。

 

ただ、彼に恨みを抱いているとかそんな雰囲気は一切なく、むしろ愛情に満ちたような目でボロボロの彼を見下ろしていた。

 

更に、シザーハンズみたいな手で固定してあるベルトまで切ってくれた。

 

しかし、彼の扱いはなんとも雑で胸倉を掴んで持ち上げた。

 

 

いや、まず軽々と彼を持ち上げられる筋力に驚くべきだろうか。

 

 

さてさて、どうしてと訊かれれば、もう一度彼が好きだからと可愛い笑顔で答えるリリア。

 

彼が訊きたいのはそういう意味じゃないだろうが、構わず、人類の半分が男で交尾し放題のこの世界にいても、好きなのは彼だと最高の告白をしてくれた。

著者名:岡本倫 引用元:ヤングマガジン2018年47号

 

 

ただし、彼は窓の外に宙ぶらりんにされた状態だった。

 

 

もちろん交尾をするために生まれてきたことは、ここでは言いっこ無し。

 

そんなことより、彼が異世界に行けるのはこれが最後らしく、この次は身体がぐっちゃぐちゃでもう完全死亡するから無理らしい。

著者名:岡本倫 引用元:ヤングマガジン2018年47号

 

 

つまり、死なないギリギリの墜落による重傷を負うことが、異世界へ行く方法だと思われる。

 

 

墜落じゃないといけないのかどうかは分からないまま、シザーハンズみたいな手を離された彼は、またコンクリートの地面に叩きつけられて視界が暗転したのだった。

 

 

 

一方、マヤの小屋で手厚い看護を受けていたルーミは、サンドリアの町に向かうつもりだと話していた。

 

しかし、顔はニコニコしていても所々言葉に棘があるマヤは、どうせ知らないだろうという空気を含みながらそこがどういう町か知っているか訊ね、ルーミは知らないときっぱり言い切った。

著者名:岡本倫 引用元:ヤングマガジン2018年47号

 

 

なんか棘があっても今のルーミには関係なく、どんなところだろうと彼に会える可能性があるのであれば行くだけだと答えた。

 

言葉でウフフと笑っても目が笑っていないマヤはカップをソーサーに置き、ルーミたちの無知を恥とも思っていない救えない無知さを蔑んだ。

 

なぜならサンドリオは、部外者の侵入を許さない城砦を要した鎖国町なのだ。

著者名:岡本倫 引用元:ヤングマガジン2018年47号

 

 

閉ざされている理由は崩月の防ぐ術があるとかないとかの噂が関係しているとかいないとからしく、だから侵入を試みる輩も多いのだそうな。

 

しかし、近づいただけで死が待っており、未だかつて侵入を成功させた者はいないらしい。

 

 

無知をバカにしながらもしっかり情報を教えてくれて選択を促すマヤ。

 

ただルーミもそこまで言われて、侵入すると言うほどバカじゃなかった。

 

 

町へ入れる可能性が限りなく0なら、それは彼も同じこと。

 

彼が近づいただけで殺されることを知っているかどうかは置いといて、同じく入れずに近くに待機しているはずの彼を探して合流すればいいとルーミは考えた。

 

だから、町の場所だけ教えて欲しいと改めて頼んだ。

 

 

なるほどと思ったマヤは納得し、ついにロッキングチェアから立ち上がった。

 

マントの下に黒いコルセット下着っぽいものだけを着ているセクシーなマヤは、死ぬつもりがないのなら、用事のついでに連れて行ってあげると請け負った。

著者名:岡本倫 引用元:ヤングマガジン2018年47号

 

 

なにせ、せっかく重労働までして小屋に運び込み、服までチクチク直してあげたのに、いきなり死なれたのでは苦労が報われないと思ったからだった。

 

 

 

一方、最後の異世界行きを確約されてリリアに落とされた彼は、大豪邸の一室みたいな部屋で目を覚ました。

 

目覚めの最初に感じたのは息苦しさで、それもそのはず、彼は誰かも分からない女の子に顔面騎乗位されて口に股間を押し付けられていた

 

その一人だけじゃなく、勝手に挿入までされていて、他にも数人がまだかまだかと群がろうとしていた。

著者名:岡本倫 引用元:ヤングマガジン2018年47号

 

 

交尾スタートで目覚めた彼はさすがに役得だとは思えず、なんでこうなっているのか分からず戸惑ってあわてふためく。

 

結局何も分からないまま、股間に騎乗位している女の子の上下ピストンに耐えられず中出しし、その子の泉と一緒に結合部の隙間から溢れ出た。

著者名:岡本倫 引用元:ヤングマガジン2018年47号

 

 

ベッドサイドで見守っている顔を隠した何者かは、流れ作業的に中出ししたなら交代だと指示を出す。

 

彼の感情などどうでもよく、崩月を回避するための肉バイブに徹していればいいのだと言い放つ。

 

人権を侵害された彼は普通にイラつき、交尾はサンドリオに行く用事を済ませてからだと言い返し、部屋から飛び出そうとする。

 

すると、銃という名の武力で脅されてしまった

 

 

ローブを纏った何者かの正体は、クール系メガネっ娘メイドだった。

 

冷静に仕事を遂行してくるメガネによれば、ここが彼の目指すサンドリオらしい。

著者名:岡本倫 引用元:ヤングマガジン2018年47号

 

 

感想

パラレルパラダイス59話60話61話でした。

ノアは助けに来たと言うより、一思いに止めを刺しに来たのと変わりませんね。

普通ならこれで魚の餌になるところでしょうが、もしかしたらマカナとリノは無慈悲に退場するかも知れませんね。

リリアの素は変わっていないようですけど、どういう立ち位置なのかはまだ分かりませんね。

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