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思い思いに楽しんだメデューサたちは、やはりどこかシンクロする部分があるのか、ほぼ全員が同じタイミングで浴場に汗を流しに来ていた。

 

しっかり稼がせてもらったカチュアはほくほく、胸の格差以外では冷静沈着なあやは素晴らしい景色を仁王立ちで堪能。

一番汗をかいたカレンは湯舟に入るなりくぱっと広げ、中出しされた精子をさも当たり前のように漂わせた。

著者名:山田恵庸 引用元:サタノファニ7巻

 

 

ここでも甲斐甲斐しく千歌の髪を洗う小夜子に、自分の曲ではないにしても久しぶりに人前で歌えた霧子は満面の笑顔を見せていた。

 

最後に堂島姉妹も入ってきて、自分たちの脱獄計画など知る由もないメデューサ仲間たちを見ると、今までの因縁も水に流せる気分になった。

 

それでも瀬里と霧子はいつものように湯舟の中でやり合い始めるものだから、先に入っていた長身巨躯の腹筋バキバキ女が不快感を露わにして二人を睨み付け、早々に出て行った。

著者名:山田恵庸 引用元:サタノファニ7巻

 

 

ただこうして無邪気に楽しんでいても、自分たちがこの船でまた何かの実験をさせられることは薄々分かっていた。

 

その実験内容も、殺し以外には考えられなかった。

 

 

 

メデューサたちのターゲットは、組員のアナルも気分を害されれば容赦なくファックする、筋骨隆々のヤクザ組長、水野だった。

 

この船で天童組襲名披露パーティーを開いていた水野はさっそく、組員たちに五菱が送り込んだ自分たちを狙うヒットマンがメデューサの女たちだと伝えていた。

著者名:山田恵庸 引用元:サタノファニ7巻

 

 

そして偶然すれ違って顔を見られた小夜子だけ、まず生け捕りにして情報を引き出すターゲットにされた。

 

 

 

既にそんなことになっているとは知らない千歌、小夜子、美依那の3人はご馳走をたらふく食べ、完全に一般客と化していた。

 

小夜子がトイレに寄り、待っていた千歌がまだスイーツを腹に押し込みたくなってだらしない顔を晒した直後、何者かに堂々とスカートの中を覗かれていることに気づいた。

 

痴漢は、いかにもチャラそうなホスト風の男だった。

著者名:山田恵庸 引用元:サタノファニ7巻

 

 

その男が小夜子を探していることを知り、二人はようやくただならぬ事態になっていることを理解した。

 

 

霧子も自分のファンだというゴスロリ美少女に会い、千歌たちが部屋に戻ってホスト風男の話を小夜子にし始めたその時、急激な眠気に強制的に眠らされてしまう。

 

そして女子の合図で目覚めたメデューサたちはドレスに着替え、船上のシンデレラタイムに繰り出すことになった。

著者名:山田恵庸 引用元:サタノファニ7巻

 

 

ターゲットは天童組組長、水野智己。

千歌たちは廊下ですれ違ったタコ坊主だと思い出した。

 

殺すべきは組長一人だが、脇を剣道家、キックボクサー、女子プロレスラーなどの、元プロアスリートが固めていた。

 

シンデレラタイムのリミットは5時間、逃走できないよう一日経てば効力を発揮する毒薬も注入されていて、任務を遂行しなければならない条件は揃っていた。

 

 

そこで千歌は小夜子の面が割れていることも伝えたが、他の面々は意にも介さず小夜子に留守番を言いつけて船内に散っていった。

 

だが千歌は小夜子の不利も構わず、美依那と共にチームを組んだ。

著者名:山田恵庸 引用元:サタノファニ7巻