PR掲載中最新コミック

 

その日の夜。

 

難易度高い攻略キャラ呼ばわりされたことを知るはずもない戦場ヶ原がお茶を淹れながら剣呑な独り言の愚痴を呟いて暦を恐れさせていたそこは彼女の家で、アホな彼のための勉強会中だった。

 

二人きりで彼女の家にいるのだから悶々とするのに、なぜ勉強しているのか?と一言疑問を自分に投げかければ、素晴らしいボキャブラリーで勉強に行き詰まることを貶してくる恋人の戦場ヶ原。

 

それでも暦は、先日目に焼き付けた彼女の裸体を思い出さずにはいられない。

著者名:大暮維人 引用元:化物語4巻

 

 

しかし今宵は、可愛らしい服に身を包んでいるので隙はなさそうだった。

 

 

そんな戦場ヶ原はバカさを罵ったり、恋人だからと彼氏の進路を心配したり、馬鹿なのは罪じゃなくて罰だと言い切ったり、暦の前世さえ虫けら扱いしたりと、彼の精神を揺さぶるのに長け過ぎている。

 

しかし、卒業後の進路に「同棲」なんて提示されたら、暦は数々の罵りなんてどうでもよくなった。

著者名:大暮維人 引用元:化物語4巻

 

 

と同時に、彼女も初の恋人であり久しぶりの他者との距離の近さを図りかねているのだろうと結論づけておいた。

 

 

そこで暦は何気なく神原との関係を訊ねたのだが、即座にシャーペンの先を眼球に突きつけられてしまうのだった。

 

神原の名の出し方一つで明王を宿したように嫉妬を爆発させた戦場ヶ原はある意味可愛かったが、圧倒的自己治癒能力を持った暦もさすがに、眼球破壊には詫びを入れて、メロメロに惚れているから心配ないと叫んで許しをもらうことに成功した。

 

咄嗟の爆発的嫉妬でスカートをお茶で濡らしてしまった戦場ヶ原は、また躊躇いなくいそいそと着替えだし、ついでに風呂にも入る勢いでブラまで外しながら、神原への殺意を仄めかす。

著者名:大暮維人 引用元:化物語4巻

 

 

それは冗談として、神原は暦より1年も前に自分の身体の異変に気付いた後輩なのだと、戦場ヶ原は語ったのだった。

 

 

当時、神原は戦場ヶ原を助けようとしたが、暦の時と同様の対処をされ、そこで関わらなくなってしまったのだという。

 

昔は友達、今は赤の他人

著者名:大暮維人 引用元:化物語4巻

 

 

戦場ヶ原はそう言ったが、怪異を宿してまで慕っていた先輩の彼氏を襲う様を見せられた暦は、神原が自分の立場を羨ましく感じているのだろうと思えた。

 

胸の膨らみが強調されるもっと清楚な服に着替えてきた戦場ヶ原は、人間関係を清算しきれなかった自分の落ち度だと言った。

 

 

神原が慕っていた先輩にえげつない拒絶をされた当時のショックは自分とは桁違いだろうと思いながら、暦は徐々に超絶スピードの左腕に慣れてきた。

 

 

神原と呼んでみれば明らかに動揺を見せる何者か。

 

暦は戦うつもりはなかったが逃げる気も消え失せ、不器用すぎる先輩後輩の関係を改善してあげるため、口を挟まない代わりに反撃を開始した。

著者名:大暮維人 引用元:化物語4巻

 

 

あえて戦い慣れていないフリを見せ、実際にも戦い慣れてはいないが、大振りからのビール瓶撒き散らしで蹴り割り、ガラス片を散乱させて動きを封じる手に出た。

 

 

この襲撃の直前に羽川から聞いていた、戦場ヶ原と神原のヴァルハラコンビという、とてもぴったりな勇ましい名前。

 

徐々に明るさを取り戻して他者と関わるようになった戦場ヶ原の変化は変わったのではなく、蟹に出会う前、神原と仲の良かった頃に戻ろうとしている。

 

だから、暦は自分では戻してあげられないと思い、神原を返り討ちにしてやる腹積もりを決めた。

 

 

しかし、何者かはビールの欠片など関係なく壁を足場に跳躍してきた。

もちろん、壁を足場にして襲いかかってくることは想定の範囲内だった。

 

だから、空中でとてつもない突進力が失われたところを、吸血鬼由来のパワーで叩き伏せるつもりだった。

 

しかし何者かは咄嗟に地面に着地するや、アスファルトを拳で突き破り、乾いた糊を引っぺがすように地面を捲り上げた

 

身長の二倍はあろうかという地面の壁を目の前にした暦は、相手がどんな攻撃をしてくるのか嫌でも分かったので避けたかったが、背後から聞こえてくる足音の持ち主が誰かも分かったので、避けられなくなった。

 

だから、頃合いのでかさになったアスファルトの破片をまともに受け止めた。

著者名:大暮維人 引用元:化物語4巻

 

 

暦は当然の如くノックアウトされたが、足音の持ち主に気づいた何者かも一目散に逃げてくれたので九死に一生を得ることができた。

 

 

暦がいつまでも来ないのでその辺を探しに来た戦場ヶ原は、彼氏が血塗れでぶっ倒れているのに表情を変えず憤慨し、こんな目に遭わせたコンボイ運転手、若しくは地面を手抜き工事をした業者を死よりも辛い目に遭わせてやろうと言い出す。

 

それを痛んでいる彼が望まないと言うので、彼女として、真下からスカートの中を覗けるように彼の顔を跨ぎ、癒してあげることにした

著者名:大暮維人 引用元:化物語4巻

 

 

暦はさっき過った殴り合いたくなった欲望は黙ったまま、お言葉に甘えて彼女の性的サービスを堪能した。

 

 

感想

化物語4巻でした。
面白度☆7 するが度☆7

猿モードが強かったので、素の神原の本領は次巻に持ち越しという感じでした。

相変わらず高クオリティが維持されている絵の素晴らしさは言わずもがな、左腕のダイナミックさも伝わってきました。

特装版では、豪華BOX仕様と荒川弘、はっとりみつる、内山敦司、杉戸アキラ、漆原友紀、宇木敦哉、ヒロユキ、中原開平、渡辺静らによるカラーイラストが同梱されています。

化物語を読むならこちら

https://www.kuroneko0920.com/archives/57755