85話
ピノの体内にキチガエルの熱源を確認した蛇ヶ崎は銃口を向け、客の二人から離れるよう指示を出した。
するとピノはお道化て見せてから客二人に肩を組み、戸惑う二人を引き寄せた。
そして蛇ヶ崎に対し、今から三つだけ教えてやると言いながら二人の顔面を掴み、その部分をまるで腐食させるように変化させていく。
そして触れるだけで万物の魂を奪えると語り、強靭なパワーなのか二人を片手ずつで持ち上げた。

焼け爛れたように皮膚が変化させられていく二人を見た蛇ヶ崎は、躊躇わずピノの額に弾を撃ち込んだ。
しかし、それでもピノはまたお道化るように痛いと言ってから平気な顔に戻り、二人の首を引きちぎって不死身だと語る。
銃弾はなぜか蛇ヶ崎の意思ではなく、ピノの能力に支配されて効力を失ってしまったようだった。

どういうことか理解できない蛇ヶ崎はもう二発胸に撃ち込んだが、やはりピノは平然としたまま、銃弾を吸収する。
出鱈目な相手に勝ち筋が見えない蛇ヶ崎はベルに逃げるよう促し、彼女はEXITと書かれた通路に走り出した。
ただピノはベルは追うことなく、下駄を打ち鳴らして奇妙なダンスを踊り、ジャガーンは有名だという。
そして最後の三つ目、自分の言ったことは全て「嘘」だと語り、まるで謎々を出題しているかのようなヒントを出してきた。

更に、ベルが逃げ込んだ通路は嘘で行き止まりになっていて、今頃死んでいるだろうという。
怒りが頂点に達した蛇ヶ崎は通用するしないに限らず、全力で銃弾を撃った。
するとピノは大口を開けて向かってくる上下の顎を掴んで止め、さっきの二人の皮膚を変化させたように銃弾さえ侵食して押し潰した。
全力の一発をいとも容易く防がれた蛇ヶ崎は呆気に取られ、ぶち殺すと言っておきながら殺せなかった嘘つき呼ばわりされた。
そうしてペースを握られたままいきなり飛ばされた下駄も躱せず、鼻っ柱にぶち込まれてしまうのだった。

無防備に直撃を食らった蛇ヶ崎は一瞬で意識が遠のき、視界が暗転した。
気づくと、またジェットコースターのシートに一人で座っていた。
そして一人で選ぶ選択肢には、「殺すならどっち?」とあり、他人5人と恋人1人の二つが用意されていた。
少し先のレールが二つに分かれてすぐ、ベル1人と見知らぬ男女5人が拘束され動けなくされていた。

感想
ジャガーン83話84話85話でした。
オクトパス編とでも言うのか、他人を乗っ取った宿と主人公カップルはどこでどう遭遇するのか。
そして、恋愛関係に絡める様子が全くない男は盗撮して、めちゃくちゃに関係をぶち壊して憂さ晴らしするつもりなのでしょう。
嘘と本当、この問答の答えは何なのか…
https://www.kuroneko0920.com/archives/58499






































