90話
ノーメンの恐ろしき計画を耳にしてしまったベルとドクとツンツン頭の鳥ちゃん。
焦るドクが遅ればせながら助けてもらったお礼をいい、どこの誰なんだと聞くと、ツンツン頭のバンダナ君は、三日土の相棒鳥のB.B様だと名乗った。

蛇ヶ崎と三日土の関係性同様、相棒鳥の間でも早くも上下関係ができそうだった。
ユママの豊満な谷間のおかげで重傷が完治した蛇ヶ崎。
脳筋仲代はアトラクションを楽しみつつ仕事もこなしたくてワクワクしていたが、毛頭楽しむつもりなどなかった三日土は一発で1万p集められるアトラクションを見つけると、さっさとそれに決めてしまった。
ただ三日土は一人で行動するつもりで、最悪殺されていた不甲斐ない蛇ヶ崎には、ユママと仲代が同行しろと指示した。
一度完全敗北を喫した蛇ヶ崎への信頼は、この場では地に落ちた。
しかし、キツイ物言いに一々苛立っている暇はなく、蛇ヶ崎はベルを助けるためだと言われれば素直に返事した。

それに実際、三日土が来てくれなければベルは死んでいた。
何もできずに助けられただけの蛇ヶ崎は、今になって罪のない5人を間接的に殺そうとした事実に強い罪悪感を感じた。
結果的にピノが殺したことになったが、人としても警察官としても、越えてはいけない一線を越えた気がしていた。
かつてないモノが背中に重くのしかかるようなプレッシャーを感じたが、今はとにかくピノを殺してベルを救出するのが最優先だと言い聞かせた。
そうして悩んでいる間にユママが蛇ヶ崎のコスプレ衣装を決めていた。
顔の半分を隠したオペラ座の怪人風は奇しくも、感情が表に出やすくなっている蛇ヶ崎には好都合かも知れなかった。

そしてコスプレした3人が挑むのは、デッダーランドサーカスだった。
満員御礼だとばかりに賑わっているテントに入ると、公開処刑ショーが始まろうとしていた。
着ぐるみらしいキャラが断首台で次々首を落とされたり、電気椅子に一人が座り、手を繋いで全員が感電したりとコメディタッチなバカで悪趣味なパフォーマンスが披露されていく。
それをコスプレした客たちは何も考えずに受け入れて大受けしていた。

それら一連のパフォーマンスが終わると、サーカスの支配人で団長、このエリアの守護者であるエリアキングが紹介と共に登場した。
デッダーランド最強の処刑人、チョンギロウ・ラビットはまさに怪物じみた巨体のモンスターウサちゃんだった。
一方三日土は、タワーアトラクションの最上階まで一気に駆け上がり、邪魔する奴らを片っ端から斬り捨てていた。
そしてラビットとはまるで違うタイプの守護者と遭遇していた。
イミナシ・ホーイチは、奇抜なのがお洒落でカッコいいと思っているサブカル大好き大学生みたいな雰囲気だった。







































