とある日、暦は神原と待ち合わせてどこかへ出かけようとしていた。
その日の忘れがたい最初の出来事は、腕を組んできて伝わった神原の意外といい感じの胸の感触だった。

暦からの誘いでこれから向かう先は、ちょっとした山の中にある神社だった。
そこで青姦に及ばれるものと決めつけている神原の期待度マックスのデート気分と言えば、重箱に弁当をこさえてくるくらいのもので、グチグチつらつら凹まれていい加減めんどくさくなった暦は、取りあえずデートいうことにしておいた。
すると、百合のくせにとてつもない可愛い笑顔を見せるので、暦の浮気心に小さな火が点いた。
神社への用件は、お札を貼って来て欲しいという忍野からのお使い。
暦がそう説明した直後、キャスケットを被った超絶美少女が階段を駆け下りてきて擦れ違った。

およそ6年ぶりに顔を見たこともありこの時はまだ、暦は妹の友達の一人という確信を持てていなかった。
戦場ヶ原との付き合いは認めても、身体の関係だけをしつこく狙ってくる神原は、暦に二人の妹がいることを耳敏く見抜き、妹たちを暗に犯すぞと言わんばかりに不穏でいやらしい会話を繰り広げ、やんわりとペッティング許可で誘惑を試みた。

戦場ヶ原に股間を切られる未来がチラチラ過って生きた心地がしない暦。
神原の狙いは当然、先輩カップルの破局で、落ち込んだ戦場ヶ原の心の隙間につけ込むことだったが、神原は最早、二人共に好意を抱いているのを隠さずに暴露した。
まさか愛の告白をされたんじゃないかと暦が動揺していた頃、急いで山を下りていた千石撫子は、躓いて転んだ拍子に得も言われぬ苦痛が全身を駆け巡って喘ぎ悶えていた。

まだ撫子が陥っている怪異に気づいていない暦は、神原からの畏まった呼ばれ方に不満を漏らして改善を要求していたが、やはり会話では主導権を握れず色々とからかわれてしまう。
しかし、それはそれで彼は楽しさを感じていた。
その楽しさを感じることにより、戦場ヶ原が現代の阿部定の如く狂気の犯行に走るイメージが過り、寒気では済まなくなった。

神原に嫌われようとゲスな会話を仕掛けても、変態の評価は上昇するのみ。
そうこうしているうちに、朽ちた鳥居に差し掛かると、神原は中二病よろしく左腕を押さえて体調不良を訴えたのだった。
ただの空腹だというので、暦はちゃっちゃと用件を済ませるべく、一人で神社まで急ぎ、言われた通りに言われた方法で札を貼り付けた。
とて何が起こる訳でもなく、神原のところに戻ろうとしたその時、疲れを見せていた本人がいきなり飛びかかってきて、軽く肩を掴まれただけで極上の喘ぎを漏らした。
どうも怯えている様子の神原が指さす方向には石碑のようなものがり、そこで大量の蛇が切り刻まれて殺されていた。
それより恐ろしく見えたのは、ご神木に釘打たれている数々の罵詈雑言が書かれた大量の紙と穿たれた穴だった。
その夜、暦は本屋に一緒にいて、本を見せるたびたわわチャレンジをする羽川から、今日行った神社の名前を教えてもらった。

感想
化物語6巻でした。
面白度☆6 軽妙トーク度☆8
スッキリした神原とのトークは、今まで以上にウィットに富んでいるように思えました。
戦場ヶ原が神原になんと耳打ちしたのか気になりながら、千石撫子パートに突入したので、可愛い歌声がぴったりになりました。




































