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24話

今日も今まで通りに星のアパートに行った千秋だったが、寝てるのか留守なのか、星の返事はなく、また憎たらしい放置プレイを食らわせられたメンバーたち。

 

クズで仕事も放棄して、今のところ良いところが煎餅を焼くのが上手いくらいしかない星。

 

チラシが手元になく、連絡もつかない星への怒りが増していく千秋の今日のコスチュームは、貴婦人っぽい感じだった。

ロウヒーロー
著者名:平本アキラ 引用元:イブニング2019年21号

 

 

その時、千秋の携帯に着信があった。

 

しかし星からではなく、激ヤバお隣さんの純からだった。

 

 

 

一方マリコは、見晴るかすタワマンの最上階で千秋から連絡がないことに気を揉み、プロポーズ直後に放置される不安をひしひしと感じていた。

 

あの時の熱い言葉は、若さゆえの過ちか。

 

そう考えたらアラサーのマリコは千秋との年齢差まで不安になって、弄ばれている可能性に怯えだした。

ロウヒーロー
著者名:平本アキラ 引用元:イブニング2019年21号

 

 

このプロポーズを最後まで持っていくには、まず千秋に会わないとどうにもならないので、勇気を出して会いに行くことを決意した。

 

 

 

今日も仕事にならなくなった千秋は純の呼び出しに応じ、街に繰り出した。

 

今日もツインテセーラー服で待っていた純は、千秋のストレートな迷惑だという意思表示も意に介さず、リーダーなら問題ないじゃんと完全な他人事で済ます。

 

そして、まるで千秋がお付き合いを望んでいるように、上からな言い方で付き合ってあげるとぶち込んできた。

ロウヒーロー
著者名:平本アキラ 引用元:イブニング2019年21号

 

 

ウブな千秋は仰天し、必要ならマリコの存在も匂わそうとしたが、純はただ買い物に付き合いたかっただけだった。

 

 

コスプレマニアである純は、昨日のも今日のも千秋の衣装がかなりナシだと思っていた。

 

コスプレ衣装のセンスの悪さに共感してもらえた千秋は、実は気持ち悪いおっさん上司の指示で渋々仕事で着ていることを打ち明けた。

 

そして純は、しれっと千秋と手を繋いで御用達の店に案内した。

 

 

まさかマリコが同じ界隈のファミレスで妄想漫画を描いて自らを癒しているなどと知る由もなく、千秋は圧倒的な品揃えのコスプレショップに圧倒されていた。

 

ただ純は、千秋にお似合いの衣装をセレクトするために来たわけじゃなく、運命的な出会いだと思えるきっかけになったおちん〇がポロリせずに済むよう、パッドという商品を紹介したかったのだ。

ロウヒーロー
著者名:平本アキラ 引用元:イブニング2019年21号

 

 

純との出会い場面だけでなく、星のポロリ盗撮も思い出してこれは自分に必要な商品だと感じた千秋。

 

おち〇ぽパッドには色々種類があると教えられた千秋は俄然乗り気になれ、純と一緒に普通のデートみたいにパッド選びをスタート。

 

 

店内を回って色々見れた千秋は、満足いく買い物ができた。

 

だから純のサイコな雰囲気など一旦忘れて恥ずかしげもなく爽やかにお礼を伝え、彼女を更ににした。

ロウヒーロー
著者名:平本アキラ 引用元:イブニング2019年21号

 

 

今日の純の親切さで、彼女はやっぱり弟たちに女装をバラすようなゲスではないと感じた千秋。

 

しかし純は即座に、いや男女のお付き合いをしてくれないと弟たちにバラすと改めて脅した。

 

 

清々しいほどの笑顔でまた脅された千秋はしかし屈さず、バラしたいなら好きにしろと激昂し、家族を幸せにするための仕方ない女装をネタにする彼女のゲスさにぶち切れた。

 

近くの店のおっさんに諫められて落ち着いた千秋は、そのままデート終了で帰ろうとしたが、数歩で踵を返してまた純の隣に座った。

 

千秋の真っ当な怒りと家族思いさにまた惚れ直した純が何かごちゃごちゃ言っているようだが、マリコがこっちに近づいてきているので彼はそれどころじゃなかった。

 

 

反射的に背中を向けて身を隠してしまった千秋。

千秋に会いたいソングを奏でているマリコ。

 

そして千秋に狂気的な愛を抱いた純は、修羅場になりかけているなんて分かる訳がなく、熱いキスをぶちかましたのだった。

ロウヒーロー
著者名:平本アキラ 引用元:イブニング2019年21号

 

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