結婚
後日、二人で会った凪に自分の恋愛観を語ったまつりは、思わぬ絶賛と肯定と同意に驚き、感激した。
凪はたけるに妊娠させて欲しくてニコニコ笑顔を絶やさず持ち上げ、友人として幸せを願い、バイとしても好意を持てると伝えた。
それで承認欲求がくすぐられ、喜びと楽しい気持ちで満たされたまつりは、たけるには感じないトキメキの恋愛感情を凪に感じ始め、同性同士の恋愛に興味を持った。

まつりに会ったことをたけるに隠さず話し、二人が良好な関係でいてもらうためだという凪は、そうすることで彼の危機感を煽っていく。
しかしそうして予防線を張られようが、たけるはどうしようもなく凪を自分のモノにしたくてしょうがない。

そんな打算と感情がぶつかり合った夜、凪は予定にない生理がきてセック〇できなくなり、たった一度のチャンス喪失にこれでもかと凹んだ。
それで機嫌が悪くなるが、たけるとしては素の感情が見れるだけ嬉しく、思わずできた何もせずに過ごす一晩の時間で、どうして妊娠にこだわるのか訊ねた。

しかし、精子提供以外に何も求めるつもりのない凪は、冷たく突き放すのみ。
彼は拒絶されるたびに凹むが、凪と繋がれる関係を捨てられずに話を切り上げ、もう寝ようと促した。
すると今度は凪が、ついに自分のついて語り出した。
かなり年上で姉というよりもう一人の母親のような姉がいると打ち明けた。

凪ができるだけ早い妊娠を望み、一人で育てていくと決意しているのは、名前が対の関係になる姉の存在が大きく関係していたのだった。
凪の口から語られる、どこにもでありそうで胸糞悪い現代社会の闇。
憧れだった姉が何を思っていたのか、何があったのか。
全てを知り得ないながらも後を継いでいる凪は自分を語ったことで、ようやくたけると向き合って話をした。

やがて凪は子供を身籠り、歪な三角関係が収まるところに収まって、それぞれ思惑通りに新たな人生を歩み出したのだが…
感想
秋の鹿は笛に寄る3巻にて完結です。
面白度☆6 賠償度☆9
これはパワハラセクハラ何があったか分かりませんが、有耶無耶にしないできっちり賠償を求めるべき案件でしょう。
全然スッキリしませんでしたが、とにかく凪はとんでもなく魔性の魅力を持っていたのは分かりました。

































