22話
菜月が初めて男と付き合ったのは26歳の時で、既に女社長としてバリバリ働いている頃だった。
相手は4歳下のただの大学生で、社会的立場で言えば釣り合いが取れているとは言えないカップルだった。
それでも菜月は彼にベタ惚れしていた。
出会いは下らない男ばかりが集まった合コンだった。
仕事一辺倒な生活を気にかけて友達が開いてくれた会だったが、女社長と分かると男たちはやたら媚を売ってくるか女を下に見ているプライドから対抗心を露わにしてくるばかりで、菜月は合コンが嫌いだった。
見栄と同調圧力ばかりが渦巻く中、彼だけは社長という肩書には触れずに菜月の琴線に触れるところを突いたのだった。

その出会いを逃すまいと菜月からアプローチしてデートを重ね、彼の優しさ、紳士さ、年相応の子供っぽさにもどんどん惹かれていったが、彼が手を出してくる気配がない。
だから菜月は自分から積極的に甘えてホテルに誘うと、勇気を出して未経験なことも打ち明けた。
すると薄々気づいていたらしい彼は優しく受け止め、菜月が勇気を出したお返しにいよいよ積極的にリードした。

綺麗な夜景、密室に二人きり、ふかふかのベッド、甘いキス、舌が肌を這うゾクゾクした感覚。
するすると裸にされた菜月はとてつもない緊張感と恥ずかしさに襲われるが、同時にやっと彼と一つになれる期待で幸せがこみ上げていた。

端的に言って初体験は最高だった。
初めての菜月を慮っての優しくゆっくりと解すような愛撫。
しっかりじっくり、徐々に高めていく性感帯への刺激。
膜を突き破られる痛みも何のそのすぐに快楽に変わり、幸福感に包まれていった。

そうして大きなハードルを越えて気持ち良さを知った後は、何度も何度も求め合い、彼を中で感じ、果てしなく彼を好きになって彼無しの人生を考えられなくなった。
やがて半年も過ぎ、菜月が完全に彼に溺れていた頃、いよいよ本性が露わになってきた。
その夜は久しぶりに翌日を気にせずに過ごせる日で菜月が甘えに甘えると、なら彼は特別な夜にしようと言い出した。
そして菜月はただの裸よりもエロい緊縛プレイの世界に足を突っ込まされた。

さすがに羞恥心が半端じゃなかったが、お姫様抱っこされて囁かれたらそんなことはどうでもよくなり、彼の望むままにして欲しいと思えた。
目隠しもされ、ベッドに横になるとはしたなく股を広げて準備完了。
彼は様々な道具を用意しており、初対面の時から感じていたドMメス豚の一面を引きずり出すつもりだった。

ここから、菜月は調教の日々が始まったという。
































