生尻と過ち
結局、サービスカウンターに預けられていたのは不穏な伝言のメモだけだった。
民岡を捜して外まで出た優夏は、アイドルがパフォーマンスをしている人だかりの中に彼女を見つけたが、スカートを取り返しに行く前にとんでもない事件を起こされてしまった。

民岡はメモに残した通り、丸めたスカートをステージに放り投げ、爆発すると叫んだのだ。
パフォーマンスやギャラリーが訳が分からず止まる中、優夏だけは一目散にステージに上がってスカートを取り戻した。
その時、人気アイドルよりも多くの視線が注がれているのが分かり、最高の気持ち良さに浸ることができた。
ただそれもそのはず、紐パンが解けて観衆に生尻を披露していたのだった。

ノーパンでステージから飛び降り、慌てて民岡のを穿いて逃げる優夏。
このために優夏のスカートを犠牲にし、ジャージに穿き替えていた民岡は紐パンを回収した。
とんでもない騒ぎを起こした二人は充実感に包まれながら、帰りの電車に乗り込んだ。

翌日、昨日の優夏のパンチラを撮ったライブ配信が学校でもちょっとした話題になっていた。
和貫先生はだから優夏よりも、名前が呼ばれた民岡の方を心配し、彼女がまたいらぬ悪意を受けるかも知れないことを気にかけた。
その可能性も理解している民岡はただ、親の罪で自分が責められる意味が分からなかった。

平気そうにしていても、家庭の問題で民岡がかなり追い込まれているように見えた優夏は、自分たちらしくパンツでもサプライズプレゼントして元気づけてあげようと思った。
この時はまだ、悪意なくやってきた承認欲求を満たすパンチラのせいで一つの家族を壊していたことを知らなかった。
民岡が小さい頃、父親が女児に対するわいせつ行為で捕まっていた。
悲しみも怒りも大して味わえないまま、父についても理解できないまま時間は過ぎ、そしてパンチラ生配信で喜び合う変な友達ができた。
翌日、もう友達を失いたくない民岡は体育をサボるほど、昨日の母親とのやり取りがしんどかったが、保健室まで様子を見に来てくれた優夏のある意味の無邪気さに助けられた。
だから、誘われるまま家にお邪魔することにした。

しかし優夏の家までの街並みに見覚えがあり、彼女が父親の事件の被害者だったと分かってしまうのだった…
感想
事件はスカートの中で2巻でした。
面白度☆7 見えているはず度☆9
露出狂街道まっしぐらの中、ステージでは生尻だけじゃなく、スカートを穿く際にどうしたって前も披露しているだろうと思ってしまいました。
さて、友達が父親を犯罪者にしたと知った民岡は、さっそく無関係の人間の悪意に晒され始めましたが、闇堕ちを止められるのか。




































