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乗っ取り

まさに時代錯誤な一揆。

農機具VS銃。

 

勝ち目はなさそうな武力差だが、正宗は真横で村人の頭が吹き飛んでも一人だけ臆さず、このまま逃げ戻っても飢えて死ぬだけだ、戦えと鼓舞した。

 

危機感と使命感と高揚感に突き動かされた村人たちは、躊躇なく飛んでくる銃弾に一人また一人と倒れても突き進み、ついに竹槍で一人目を仕留めた。

ガンニバル
著者名:二宮正明 引用元:ガンニバル11巻

 

 

どちらも狂気を孕んだイカレタ集団は、銃の少数と数の農具。

 

 

後藤家で金次の姉の紅は血迷った争いから脱しようと、使用人と一緒に村を離れようとしたが、単独で動いていた村人に捕まってしまい、交渉用の人質にされてしまう。

ガンニバル
著者名:二宮正明 引用元:ガンニバル11巻

 

 

人質の姉、止まらない農民一揆。

 

後藤家内でもここらが落し所だという意見が強く、金次が折れる形で食糧を分け与え、双方に犠牲が出たものの争いが終結するかに思われた。

 

しかし、米俵に近づいた村人の頭が、どこからか飛んできた銃弾に撃ち抜かれた。

 

 

さすがにこれは後藤家の裏切りではなかったが、村人には言い訳にも聞こえず怒りが頂点を越え、まず金次が溜め込んだ憎しみを紅が受ける形で理不尽に殺されたのだった。

ガンニバル
著者名:二宮正明 引用元:ガンニバル11巻

 

 

これでもう止まれない全面戦争に突入した。

 

 

武蔵坊弁慶の如く、剛腕を奮う金次。

飛び交う銃弾、突き出される竹槍。

飛び出るはらわた、ぶつかり合う絶叫。

 

猿たちが殺し合う中、銀は吾子にゆったり乳を飲ませていた。

ガンニバル
著者名:二宮正明 引用元:ガンニバル11巻

 

 

 

そしてさすがに数で押された後藤家が残り僅かになったその時、どこからともなく現れた山賊のような連中が助太刀に入ってきた。

 

ただ奴らは後藤家の味方などではなく、自分たちの種を後藤家の女に植えつけたいだけだった。

 

それは、自分らが後藤家を乗っ取り、後々に後藤を名乗るつもりだったからだ。

 

これも銀の狙いで復讐だった。

 

 

しかし金次も甘んじて今の後藤家の滅亡を受け入れるも、外にも種を残していて、いつかその子と銀の後藤家が殺し合うと確信していた。

 

そんな狂気の血筋がいつまでも終わらない未来を予見されても、銀は逆に自分がどうやって山中で生き延びてきたかを暴露し、死にゆく暴君への餞とした。

ガンニバル
著者名:二宮正明 引用元:ガンニバル11巻

 

 

 

こうして後藤家は銀以外が死に絶え、村人も多数の男手が戦争の犠牲になった。

 

 

そして山賊みたいな連中を従えて姿を現した銀は、白銀をこの村が飢えないための神と崇め奉らせ、幼子を生贄にする祭りを現代まで引き摺らせることに成功した。

 

白銀が人肉しか口にしない呪われた子だとしても、銀が母の愛を捨てなかったせいで供花村は血に塗れ続けることになった。

ガンニバル
著者名:二宮正明 引用元:ガンニバル11巻

 

 

そして今、大悟という異物が供花村に続く血の歴史を途絶えさせようとしていた…

 

 

感想

ガンニバル11巻でした。
面白度☆9 動物度☆9

戦後時代みたいな過去でしたね。

横溝正史作なら、代表作になっていそうな村物語です。

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