211話
奥の間にあったのは音楽室よりもっとおぞましく見えるもの、モモ曰くこの城の子宮だった。
一日21人ずつという多いか少ないか分からない数が産み落とされ、リーメアリーやモモもそのうちの一人に過ぎない。
しかも生まれた意味が嫉妬深い神にご奉仕する肉便器だというのだから、国母の意思じゃなくてもこの世界に絶望するには十分な最低最悪の現実だ。

慈悲深い神こと仁科が悪鬼羅刹を封印してくれたおかげで、短命以外は平和な3千年だったが、国母が血を啜る鬼畜外道なのはやはり疑いようのない事実。
音楽室を見るまでもなくもう納得したリーメアリーは次に行こうとするが、もう悪側に寝返って魔女になったモモが易々と見逃すつもりもなく。
しかしニヤついて先輩ガーディアンの足を止めたはいいが、振り返り様のオラつきだけでもうビビりまくってしまった。

後輩に勝てると見くびられたリーメアリーは最悪の真実を知ったばかりのイラつきも相まってぶちギレ、お前ごときがと暴言を吐き散らす。
ビビりながらもモモは魔女になったんだぞと言い返すが、魔女になった程度で見下されたので更にイラついたリーメアリーは怒号を放ち、ヨータでさえ倒せる魔女のしかもなり立て程度をなぜ私が倒せないなどと思えるのだと圧しまくり、裏切ったお前を今すぐ殺さないのはせめてもの情と我慢だと、不満も捲し立てた。
そして最後に一発、シンプルな脅しでガチ殺意を突きつけた。

これには生物として勝ち目がないのを悟ったモモは、何とかビビった表情を隠しながら、別に国母に忠誠心があるわけじゃないので行ってどうぞと、もう邪魔しない意思をお返事。
そしてリーメアリーが舌打ちを残して去っていくと、情けない自分に怒りがこみ上げたのだった。

一方その頃、ヤールヤーと思われる鎧がギギギギと動き出すものだから、ルーミたちは焦っていた。
気配に気づかれたのか何だか分からないがここでイモ引くわけにはいかず、ルーミが自ら囮になると請け負い、この世界ではそこそこ強い方だと自負する気持ちを奮い立たせた。

そして覚悟を決めた二人は動きがさび付いている内に突破しようとするが、直後に想定外のことが起こった。
ヤールヤーも向かって来ようとしたのだが、一歩踏み出した途端に首が落ちて血をまき散らしながら自滅したのだった。
感想
パラレルパラダイス209話210話211話でした。
この感じ、ルーミが取り込まれる雰囲気がある気がしたかと思いきや、ガチギレのリーメアリーの圧が凄すぎて頼り甲斐しかない。
「パラレルパラダイス」ネタバレ最新212話213話214話。大好きな男とのセック〇ばかり考えてる女ってどうですか?
































