贖罪とマンハンティング
DQN客に殺意を覚えながら、ちゃんと言い返せずバイトしている気弱な少年。
かつて桐崇と同級生で先に悪魔たちに虐げられていた一人、そして桐崇に助けられて命拾いした湯田晃宏。

桐崇の遺した日記に何度も名前が出てきたことで、真里は探し当てることができた。
湯田を助けたことでターゲットになった桐崇は決して彼を恨みはせず、彼に友情を示していた。
やがて桐崇が無残な最期を遂げさせられたことを知り、悪魔がのさばり続ける無情に絶望し、怒り、自分と友のために全てを奪ってやろうとしたが刷り込まれた恐怖が邪魔をした。

その時、真里の復讐のタイミングが合って犯行を目撃し、密かにサポートするつもりで見守り続けていた。
すると飯島を始末しないものだから、これは自分がやるべき仕事だと思い込み、奇襲を仕掛けて半グレは地獄に転がり落ちていったのだった。

真里を助けることで桐崇への贖罪とし、復讐劇で悦に入るヤバ眼鏡。
その告白を犯行の自白として録音した真里は手助けを拒否して、いざとなれば全ての罪を被せると脅して突き放した。
そうしたのは、息子が救った人間を人殺しにしてしまった責任を少なからず感じたからだったが、真里の想いとは裏腹に湯田に止まる気はなかった。
桐崇の両親が犯人だと睨んだ鬼怒川は動き、順当に考えて父親の仕業だろうと見越して、何か証拠はないかと家に不法侵入した。

それを尾行していた湯田が写真に撮り、真里が見るだろう保健室の相談窓口に送信したその時、忙しく捜査している流の帰宅時間と被ってしまう。
このまま鬼怒川を泳がせて復讐を完遂したい湯田は、警官の流に現行犯逮捕されないように手助けした。
しかしさすが警官、侵入の痕跡に気づいてのこのこ出てきた鬼怒川を捕まえようとするが、弱みに付け込まれた元父親で元夫は冷静さを欠いて悪鬼にボコボコにされてしまう。

形振り構わず次々と罪を重ねる脳筋。
贖罪のつもりで首を突っ込み危険に陥るひ弱眼鏡。
我が子のために親になった聖母は、淡々と冷徹に非情に計画を進めるのみだった…

感想
聖母の断罪2巻と3巻でした。
面白度☆8 スカッと度☆9
復讐は何人目でもスッキリ、でも主人公の罪悪感にやるせなさを感じます。
とにかく、現実でもイジメは否定しようのない犯罪行為として裁く法制にして、隠蔽した学校側にも処罰を与えて欲しいですね。





































