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ヒグマグマ4巻

可愛い警察事務官の益岡により、ようやくぐちゃぐちゃになった人的被害が警察組織の知るところとなった。

 

人が殺されてるというのに、それが撮影隊かどうかで責任の重さが変わってくると打算的に判断した本部はごちゃごちゃと自己保身を画策し、さっさと応援を増やそうとしない。

ヒグマグマ
著者名:奥谷通教 引用元:ヒグマグマ4巻

 

 

そしてドラレコ映像回収が使命のテレビマン二人は、益岡に被害者の確認を促されると知らない人だと嘘を吐き、自分たちも同じ目に遭いそうなフラグをおっ立ててしまうのだった。

 

 

 

一方その頃、山中の廃墟では馬場殺害事件で疑心暗鬼が広がっていた。

 

犯人は誰か、盗撮とレイ〇の被害に遭った麻友か、それとも第三者か。

 

鍵は消えた馬場のスマホとハンディカメラから抜き取られたSDカード、麻友が強請られているのを知っている誰かか、単に手癖の悪いクズか。

 

すると密猟者の眼鏡クズが馬場の頭に鉛玉をぶち込んで遺体損壊の罪を上塗りし、盗人=殺人犯という構図で暴き出そうと暴挙に出た。

ヒグマグマ
著者名:奥谷通教 引用元:ヒグマグマ4巻

 

 

どこまでもクズ極まる人の行動についに怒りの限界が達したのか、山が噴火を始めてしまった。

 

カムチャッカオオヒグマに追われ、殺人事件、更に火山の噴火と踏んだり蹴ったり。

 

まだ水蒸気爆発の段階で今すぐ火砕流に飲み込まれるようなことはないが、えっちらおっちら山を下りている悠長な時間はなく、このまま更に山を登って気象観測所で救助ヘリを要請するしか助かる道はなさそうだった。

ヒグマグマ
著者名:奥谷通教 引用元:ヒグマグマ4巻

 

 

少しでも可能性が高い方に懸けるしかない危機的状況の連続、そこに目下最大の脅威、オオヒグマがコンクリをぶち破りながら襲いかかってくるのだった。

 

地震と間違えてもおかしくない巨体の振動とその威容を目の当たりにし、ようやく密猟者共も自分たちが何を相手にしていたのか思い知った。

ヒグマグマ
著者名:奥谷通教 引用元:ヒグマグマ4巻

 

 

オオヒグマは取りあえずと馬場の遺体を食い散らかし出すので、一行はその隙に逃げることに。

 

しかしここでも密猟者眼鏡がイキって、俺が仕留めてやるとぶっ放そうとするから、リーダーに見咎められて下らないプライドを傷つけられる。

 

それで怒りのままにまた撃とうとするから、リーダーは足手まといの聞かん坊は切るべしと判断し、馬場に続いて時間を稼ぐ餌にするべく、ほぼ殺人の仲間割れを起こした。

 

レイ〇未遂、遺体損壊、全滅を招きかけたクズ眼鏡の末路。

ヒグマグマ
著者名:奥谷通教 引用元:ヒグマグマ4巻

 

 

動物の命を金勘定でしか量れないクズの一人が、まず仲間によってカムチャッカオオヒグマの胃袋に収まるのだった。

 

 

実質、人によって二人の人間が犠牲になった廃墟から更に山を登り、どうにか観測所に辿り着いた。

 

そこには先んじてヘリが停まっており、建物内に人がいたが救助隊ではなく、気象庁職員だった。

 

職員はヒグマの事など一切知らず、データ通信の途絶原因を調べに現地に来ていた。

 

ともあれオオヒグマから逃れた人々の焦り様から事態を察し、席は4人分しか空いていないので分けて避難しなければならないとなると、また醜い小競り合いが起きる。

 

しかしその小競り合いも全く無意味になってしまう。

 

しつこく追ってきたカムチャッカオオヒグマは外で待機していたヘリを真っすぐに襲い、パイロットは空に逃げようとしたものの間に合わず。

ヒグマグマ
著者名:奥谷通教 引用元:ヒグマグマ4巻

 

 

ヘリのパワーも容易く上回る陸上最強レベルのモンスター、ただ無防備に突っ立っているのは格好の的、辰見教授がこの好機を逃すまいと心臓に狙いを定めて撃とうとした。

 

だがしかし、ここでもまた邪魔をするのが救いようのない鬼畜外道、密猟者リーダーだった。

 

逸れた銃弾はヒグマの爪を一本ぶち壊してブチ切れさせただけになってしまい、ヘリは玩具みたいに叩き落とされ、パイロットは無駄に殺されてしまう。

ヒグマグマ
著者名:奥谷通教 引用元:ヒグマグマ4巻

 

 

クズの性で次から次に犠牲者が増えてしまう地獄のスパイラル。

 

これは逃げの一手を失って建物内に引きこもるしかなくなったが、続いてヘリの残骸が太ももにぶっ刺さるという最悪の偶然に小清水が巻き込まれてしまう。

 

破片を抜けば大量出血で終わり、破片はデカすぎて室内に入るのもままなりそうにないし、もうヒグマは目の前。

 

アイドルグループのガチファンになり、その想いのままに芸能事務所のマネージャーになれたのに当てがわれたのはエグイパワハラ野郎の脳筋芸人。

 

そいつが消えてやっと夢を叶えられるかと思いきや、脳筋と同じくヒグマの腹の中に収まる最期を迎えてしまうのだった。

ヒグマグマ
著者名:奥谷通教 引用元:ヒグマグマ4巻

 

 

観測所ではそんな地獄が続いている一方、事態の把握にやって来た益岡らの周りでもクズしかいないテレビ局員のせいで別個の地獄が生まれそうな気配がぷんぷんしていた。

 

嘘に次ぐ嘘、人格を捨て去った功名心、自己保身、利己精神。

 

今度は人間程度ならちぎれ肉にできる普通サイズのヒグマが現れたが、事務員でもそこらの警官より頼りになる益岡が秘めた実力を発揮するのだった…

ヒグマグマ
著者名:奥谷通教 引用元:ヒグマグマ4巻