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277話

アマネの秘奥義により、国母の弱点が判明した。

両奥歯の二本という、攻撃し辛い場所だった。

 

命と交換条件に暴いた情報は事実らしく、国母はマジで焦ってアマネを握り潰そうと躍りかかった。

 

アマネの自己犠牲に彼は涙を流すが、彼女は冷静に迫りくる手を斬り落とし、天に召されるまでの僅かだろう時間の内にも役に立とうと剣を振るうつもりでいた。

 

今や怯えていた頃の実力を遥かに超えた一端のガーディアン。

 

斬って蹴ってがら空きの奥歯に刃を突き立て、早くも一本を破壊してやった。

パラレルパラダイス
著者名:岡本倫 引用元:ヤングマガジン2024年50号

 

 

腐り切った虫歯みたいに国母が痛がるのでもう疑う余地はない、しかし一本だけじゃ倒しきれないようで、弱点は全潰しする必要があった。

 

ならもう一本も潰すのみだと、アマネは続け様に斬りかかろうとし、腕でガードしようが肉ごと削ぎきってやると漲るヤル気と殺意を表す。

パラレルパラダイス
著者名:岡本倫 引用元:ヤングマガジン2024年50号

 

 

しかし、もう一太刀が刻まれる前に刀は床に落ちてしまった。

 

煌々と光り輝き始めるアマネ。

その様子は崩月と変わらず、まさに天に召されるとしか思えない死の恐怖を和らげるような最期だった。

パラレルパラダイス
著者名:岡本倫 引用元:ヤングマガジン2024年50号

 

 

この手で国母を仕留め切れなかった無念。

最大限に貢献できなかった無念。

 

後一歩のところで間に合わなかったのは相当な心残りだが、稼いだ時間で彼はエルフの薬を使ってもらって完全回復できていた。

 

アマネの覚悟を受け取った彼は後は任せろと勇ましく請け負い、彼女の刀を手に取った。

パラレルパラダイス
著者名:岡本倫 引用元:ヤングマガジン2024年50号

 

 

気持ち良く旅立てるように、人類の命運をかけた戦いの素晴らしい功労者だと褒めちぎった。

 

アマネがいなければ人々は救えなかった、絶対に無駄にしないと。

 

彼の悲しみと使命感に満ちた瞳に安らぎを得たアマネは、時に叱咤し時に性欲モンスターになる正妻を遥かに凌駕せんばかりの超可愛い笑顔を見せ、キラキラと消えていった。

 

駆け抜けたアマネの覚悟を背負った彼も、改めて命懸けの勝利を誓った。

パラレルパラダイス
著者名:岡本倫 引用元:ヤングマガジン2024年50号

 

 

感想

パラレルパラダイス275話276話277話でした。

まさかのプチどんでん返し的な最終奥義とは、そして弱点が何なのか楽しみでした。

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