復讐装置いかがですか?3巻15話
上級国民気取りには全く司法が働かない腐り切った構造がまともになるのを待ってる暇はなく、烏丸店長と金条は私刑に乗り出すしかなかった。
触れれば肉が切り裂かれる金属片が敷き詰められた1m四方程の箱に閉じ込め、質問に答えられねば箱が回転して全身が切り刻まれてゆく。
全三問、クズが本当に反省して事件を顧みているなら答えられるはずの質問ばかりだが…

16話
どれだけ反省しているか、それを測る質問とギミック。
だが復讐装置にかけられるような人間はほぼ100%、助かる道があると示されると逆にやり返してやろうとばかりに集中する始末。
自分が何故痛く恐ろしい目に遭っているのか理解しない、納得しない、反省しない、そんな奴に地獄に仏は訪れないのである…

17話
復讐代行の最終段階、それは物言わぬ屍の処理問題だが、そこも店長らが独力で消している訳ではなく、専門業者に依頼していた。
パッと見は普通の産廃回収業者のように見えるが、実態は闇の仕事も引き受ける必殺仕事人。

そんな処理屋もトラックに積み込んだ大量の犬の亡骸には眉を顰め、今回はある知り合いに代わって下劣なハゲおっさんに因果応報を味合わせてやりたいと思い、復讐代行を頼んだ…
18話
ドッグブリーダーで出るゴミ回収も表の仕事で請け負っていた処理屋は、そこでトレーナーの女性と打ち解けていったのだが、オーナーのハゲが命を扱うに値しない、どうしようもないクズだった。
女性トレーナーは、オーナーが犬を虐待するわ、金になる子供を産めない犬は惨たらしく殺しまくるわの裏側を知り、自分も知らぬ間に加担していたことに酷く心を病んで、一線を越えてしまう。

自分の目でも確かめた処理屋は犬好きとしても、女性トレーナーの無念を知る者としても、腸が煮えるようだった…
19話
今回は復讐代行初の、犬がどれだけ吠えても構わない山奥まで出張サービス。
これまで劣悪な環境で犬を扱ってきたブリーダーと犬との間に絆があり、信頼して言うことを聞くくらいに躾けられていれば助かるはずのギミック。

今まで数え切れないほどに犬に毒を盛ってきたブリーダーは逆に、犬たちによって血を抜かれることに…
20話
ブリーダーにも金ではない個人的に飼う愛犬、ピットブルがいた。
そいつだけは言うことを聞くだろうと淡い期待を抱いたが、ろくに躾も訓練もしない犬が指示を理解するはずもなく、逆切れの温床になるだけ。

自分以外は利用価値でしか見てない、真性の自己中心主義者が1㎜でも犬を顧みることがあれば、少しはマシな結果になったかも知れない。
21話
1・D・Kの新たな被害者が出たことを、鴻上が知らせに来た。
とあるカップルが監禁され、何かがあって助かったのは彼氏の方だけだった事件、手口が前回起こされた1・D・K関与のモノと同じだった。
生き残った彼氏に会い、何かしらのヒントを得るには鴻上でも金条でも無理な茜店長だけが許される、ある手段がある。
それは1・D・K被害者の会だった…

22話
あまりに悲惨な目に遭った者同士、話せることを話すことで少しでも痛みを分かち合い、心を楽にすることを目的にした互助の会。
おかげで前を向いて生きていけるようになった者が会に顔を出さなくなり、少しずつ人数が減っていたのだが、まだ事件の傷が痛々しく残る若者が来てしまったのだ。
茜は凝った復讐代行するほどの世のため人のためにしっかり働けるほど立ち直ったが、心を救われた会に顔を出し続けるのは、もちろん復讐のためでもあった。

23話
一番新しい被害者は、デートで夜景を見に行った先の駐車場で、車内に催眠ガスか何かを注入されて拉致された。
目を覚ますとどこかの密室で、バイクにつけるようなダイヤル式ロックで首輪をされ、繋がった鎖が天上から吊るされていた。
腹には手術したような縫い痕があり、お互いの腹の中に相手の首輪を外すロックナンバーが隠されている、そんなことを匂わすメッセージが示されていた…

復讐装置いかがですか?4巻24話
1.D.Kの新たな被害者として生き残った陣内と出会った烏丸茜は、個人的に彼のトラウマをほじくり返してでも情報を得ようと話を訊いた。
互助の会で彼は全てを話したわけじゃなかった、後悔と罪悪感と自責の念に押し潰されそうで、とても他人に話す勇気など持てる内容ではなかった。

それでも同じ被害者同士、大パニックの中でも冷静になれば二人とも助かる道があったことを知った茜は、更に憎悪が膨れ上がる…
25話
陣内カップルが拉致監禁され、デスゲームを強いられた現場を茜と金条は見に行った。
とある廃工場の中に簡単に仮設されただけの、人力で十分壊せそうな張りぼての密室、そこで争うカップルを間近で眺めて楽しんでいた1.D.K。

警察が既に調べ尽くした後で見落とされたヒントが都合よく見つかることもなく、たまにはと飲みに繰り出した繁華街で、二人は急性アルコール中毒らしい騒ぎと遭遇する…
26話
次の依頼者は大学のヤリ飲みサーで事実上、姉を殺された妹だった。
酒に一服盛られて放置され、死に追いやられたのに大学も犯人も責任を取ることなく、ただ無意味に犠牲者が出ただけだった。
それから数年、妹は真相を突き止めるために同大学のサークルに潜入し、同じクズが同じ手口で同級生を手籠めにしようとしたのを突き止めたのだった…

27話
死者を出しておいて尚、ゲスな手口でヤル方が興奮するからという理由で、犯行を繰り返していた救いようのないクズ。
そんな奴には自分の犯行がどれだけ卑劣なのか分からせるため、穴深くでアルコール地獄を味合わせるのがお似合いだった。

命に危険が迫ってもクズはクズ、むしろギリギリの状況になればより本性が色濃く出るのは相変わらずで…
感想
復讐装置いかがですか?でした。
男コンビのスカッと復讐代行モノを受け継ぐ新たな復讐モノで、やはり胸糞を乗り越えてスカッとを感じられればいくらでも楽しめるジャンルです。
如何にもな善人がとんでもない悪人なんてテンプレもいい所なので、どうしても被害者の会の主催者が疑わしくて仕方ないですね。

































