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次の日から、美紀は車の運転を練習し始めた。

そうやってやれることを努力する美紀や、頼りになる行動が増えてきたゆきを傍目に見ていたりーさんは、荒れ果てた町の様子が、時々何事もなかったかつての日常に見えることがあった。

 

そしてゆきの姿が、るーちゃんという少女に重なることさえ。

著者名:千葉サドル 引用元:がっこうぐらし6巻

 

 

そんなりーさんを心配してくれるゆきに、彼女は実は妹がいるんだと話し始めた。

るーちゃんというその妹のことを、今の今まで忘れていたと涙を流し、危なっかしいところがゆきみたいで、ずっと妹と重ねて見ることで、無理やり忘れていたんだと自分を責めた。

 

そうやって自分を責める彼女を、ゆきは持ち前の明るさで包み込み慰めるのだった。

 

 

鞣川小学校。

それがるーちゃんの通っている学校だった。

 

りーさんの思いを聞いた他の二人も何とかしてあげようと思い、くるみは偵察に行くといって夜に車を抜け出した。

そしてすぐゾンビが現れるが、そいつはメッセージが書かれたボードを首から提げていた

著者名:千葉サドル 引用元:がっこうぐらし6巻

 

 

くるみは他のゾンビと同じように躊躇なく仕留めようとしたが、偶然それを目撃したりーさんは、何か言おうと口を開いた。

 

 

小学校で助けを待っている子たちがいる。

りーさんは今すぐに助けに行きたいと強く希望し、視界が悪い深夜にも関わらず、今から助けに行くことになった。

 

運転ができるようになった美紀を留守番に残し、3人は深夜の校内へ踏み込んで行く。

ちゃんと自我を持って歩いているであろう足跡が、一つの教室の前まで続いていた。

 

そっとドアを開けると塞ぐようにバリケードが築かれていた。

しかし、隙間からゾンビの手が伸びてきた。

もう、中は死屍累々の地獄絵図に変わっているようだった。

 

それでも諦めようとしないしないりーさんを何とか説得し、また明るくなってから再び調べることにした。

 

 

翌朝。

りーさんのベッドが空になっていることに気付いたくるみは、美紀を起こして急いで校内へ踏み込もうとした。

 

その時、玄関が開き、中からりーさんと彼女にしがみついた少女が出てきた。

著者名:千葉サドル 引用元:がっこうぐらし6巻

 

 

 

何かのトラウマなのか、少女は声を出せないようだった。

りーさんは妹を重ねてるーちゃんと呼ぶことにした。

年上だらけの環境に置かれたるーちゃんが馴染めるように、ゆきはおちゃらけた子供っぽさで接し、それに少女も少しずつ心を開いていった。

 

しかし、真夜中になると、何かを思い出したように叫び声をあげていた。

 

 

5人になった学園生活部は、ようやく目的地の聖イシドロス学園に到着した。

 

門を乗り越え、落ち着いて見学を始められると思った矢先、持ってるものを捨てて手を上げろと、拡声器で大きくされた声が耳を突き刺した。

 

4人は大人しく従ったが、少女は怯えてりーさんにしがみついたまま動かなかった。すると、茂みから出てきた何者かは、少女に向かってボウガンで矢を射った

 

 

考察と感想

がっこうぐらし!6巻でした。

現実世界に戻り始めているゆきが頼れる行動を取るようになってきたことで、3人は少なからず影響を受けるようになってきました。

また言いますがラジオお姉さんをわざわざ屠る必要はないんじゃないの?と思います。一回ゾンビになりかけたくるみは、何を思ってそうするのか。薬の効き目が完全じゃないのか副作用か一時的なものなのか色々考えられますが、本人はそれを分かっているフシがありますね。

りーさんの情緒不安定な大きな原因が少し緩和されましたが、少女はどうして無事だったのか、他に生存者はいなかったのか、未確認なことが多いですね。

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