
サタノファニ10話
ネタバレ感想
黒木と真垣の逢瀬を目撃した千歌。
自分の記憶に疑念を抱くが、鍵である小夜子はまだベッドの上。
進展がないまま、ただ時間だけが過ぎていく。
10話
レズカップルのセックスを目撃してから1週間。
いつものように海上ファームで作業をこなしていた千歌は、女子にとって重要なお風呂の時間について思いを馳せていた。
毎日3時30分。
作業の終了とともにお風呂の準備が始まる。
各自の部屋に戻ってお風呂セットを手に、浴場へと向かう。
脱衣場の前で身体検査を受け、カミソリは許可をもらえば貸し出される仕組みになっている。
入浴時間は30分と一般と変わらない程度の時間を確保してもらえており、刑務官の号令で浴場に入ることができる。
目を引く美女で男の理性をなくすような身体を持つ女囚たちは、仲良く並んで思い思いに汚れた身体を洗い始める。
この時ばかりは全員の身体が隅々まで見えるので、記憶のない自傷行為という共通点を持つ彼女たちは、お互いの傷の治りを確認し合って話題にしていた。
だがただ一人、小夜子だけは未だ退院できずにベッドの上。
どうしてそんな目に遭ったのか知る由もなく彼女の容態を心配するが、千歌は誰よりも彼女の復帰を待ち望んでいた。
身体を洗い終わって湯船に浸かり始めた時、不意にお尻を触られた。振り向くと、あの黒木がニヤリと笑っている。
身体を寄せてきて、ささやくようにあっちの方はどうやって処理しているのと訊いてきたが、千歌は分かりつつカマトトぶってしまう。
良かったら協力しようかと、てらいもなく言う黒木。真垣も笑っていることから、二人が特別な関係じゃないことに気付いた。
他の女囚たちは、やっぱりちゃんと男とセックスしたいよなとぼやくが、男なら今もすぐ外にいるだろと、西の名前を挙げた。
千歌は西はタイプかと話題を振られ、いや目つきとか怖いしと首を横に振ると、先輩女囚たちはクスクスと失笑を漏らした。
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