
生贄投票40話ネタバレ感想
今治が勤める高校で、再び恐怖の生贄投票が始まった。
しかも今回は、投票するのは教師で選ばれるのは生徒。
聖職者として無視することに決めた大人たちだが、果たして・・・
40話
投票結果が発表されるまで残り数時間。
結局何も対策を取れないまま、時間だけが過ぎていった。
今治はクラスの中で孤立している飯島のことが気がかりだったが、それは彼の中学時代からの親友の富と、最近になって急に二人の仲が険悪になったことが大きな原因だろうと分かったが、生徒の抱えている問題に向き合っている内に、結果発表直前になっていた。
クラスから逃げるように校内を歩いていた飯島を、富が待ち伏せていた。
富は呆れ返った表情を隠しもせず、溜息を吐いて言う。
「いいかげんにしろよ。クラスのみんなが待ってるぞ。
もう、これ以上俺を失望させるな」
著者名:江戸川エドガワ 引用元:エブリスタ
その時、授業の開始を告げるチャイムが鳴ったが、二人はまだ動かない。
富の言いたいことが分かり、飯島は何か言おうとするが、富は彼の肩に手を置いて遮った。
「ごめん言い過ぎた。
俺だって本当は、昔みたいに仲良くしたいんだ」
そう言いながら、富は彼の目をしっかりと見つめてきた。
しかし、純粋にそう思っているとは思えない、何かを探るような目の色に、彼はじわじわと顔に汗が噴き出してくる。
やはり様子がおかしい富を放っておけず、胸倉を掴んで
「一体どうしちまったんだよ?」
と、切実に心配していることを伝えた。
しかし彼は、かつて唯一無二の親友だった過去などなかったかのように冷たい目をして、
「お前は知らなくていいことなんだよ」
と囁いた。
著者名:江戸川エドガワ 引用元:エブリスタ
一体何が富をここまで変えたのか分からない彼は、これ以上何を言っても無駄だと思い、背中を丸めて踵を返した。
結果発表まで残り30分。
飯島の件も生贄投票も何の進展もないことに、今治は焦りだけが募っていた。
対象の2-Cでは、服巻が英語の授業をしていた。
生徒たちは授業中に、クラスで作ったグループラインで、飯島はどうなっているか密かに情報を回していた。
彼に接触した伊賀が
「もう少しだと思うよん」
と送信すると、登録メンバーが次々にスタンプで「了解」の意思を示していった。
著者名:江戸川エドガワ 引用元:エブリスタ
授業終了のチャイムが鳴ってすぐ、今治は2-Cに顔を出し、飯島がいるか確認しに行くが、服巻に早退したらしいと教えられる。
ならもう一度金山から話を訊こうとするが、すぐにそっぽを向かれて取り付く島もなかった。
その直後、校内放送がジャックされ、ネオ生贄くんの声が流れ出した。
「みんなー!お待たしぇー!
ぎゃははははは!
12時になったので、投票結果の発表を行うよ!
ぎゃはははは!」
間違いなく生贄くんの声だったが、何が始まろうとしているのか分からない生徒たちは戸惑いの表情を見せるばかり。
これからどんな恐ろしいことが起きるか知っているのは、今治一人だけだった。
著者名:江戸川エドガワ 引用元:エブリスタ

































