
復讐の未亡人1巻ネタバレ感想
夫が過労死した。
いや、夫はブラックな会社と悪辣な同僚たちに殺された。
復讐を誓った妻は、名を変え姿を変え、会社に潜り込んで・・・
1話
新婦友人によるサプライズビデオレターです。
会場の照明が落とされ、スクリーンが明るく浮かび上がる。
直後流されたのは、新郎ではない男に突かれて喘いでいる新婦のハメ撮り動画だった。
システム開発会社に勤務する派遣社員の鈴木蜜は、誰よりも有能で正社員の数倍の仕事量を涼しい顔でこなす、才色兼備の女性だった。
自分にも周りにも厳しい斉藤も、彼女に助けられることが少なくなく、彗星の如く現れた最高の人材に感謝していた。
しかし、上司の橋本課長はパワハラがデフォルトのクソ野郎で、過去に彼の圧力が一因となって一人の社員が自殺に追いこまれていた。
鈴木優吾。
斉藤が慕っていた先輩で、蜜に勝るとも劣らない仕事のできる男だった。
だからこそ斉藤は、彼の死を契機に、この腐った職場をより良くしてやろうと、上司にも言いたいことは全て言って、パワハラにも断固立ち向かうようになった。
ただ蜜だけは、そんな橋本を労わっていた。
しかも、密かに身体の関係を持ち、オフィスの中でも人目を忍んでまぐわいまくっていた。

しかしそれは、彼を病死に見せかけてじわじわと毒で殺すために近づいていただけだった。
2話
課長は入院することになり、密はほくそ笑んだ。
そして今度は、仕事もせず創業者一族という肩書きだけで給料を貰って、他の社員に仕事を押し付けている古武をターゲットにした。
周りは出世に響くからと彼に何も言えずにいたが、斉藤だけは相手の非を詰って反抗するものの、結局仕事は押し付けられてしまっていた。
蜜は、ただ一人、夫の葬式に来てくれた会社の人間である斉藤には、できるだけのサポートをしていた。
古武には、彼が付き合っている彼女からのメッセージを装って、彼女のハメ撮り動画を会社のパソコンに送って、消去できないようにして大音量でオフィスに響かせて恥をかかせた。

そのハメ撮り相手を務めたのも、課長に飲ませる毒を調達したのも、優吾の弟の陽史だった。
古武には出張サポートに出向かせることにした。
その依頼をしたのも陽史で、彼を待ち受けて誰も来ないビルの一室に閉じ込め、無能な彼がソフトトラブルを解決するまで、飲まず食わずで監禁するのだった。
3話
今度は、同僚女性の板橋に復讐することにした。
彼女が直接優吾に危害を加えたり、何かしたりしたことはなかったのだが、彼女はとにかく苦手な事からすぐに逃げ出し、仕事ができて断れない性格の優吾を体よく使って、彼が疲れた様子を見せても、一切手を差し伸べなかった。
まず、彼女が住んでいる部屋の前に生ゴミをぶちまけ、ストーカーか変質者の存在を匂わせて怯えさせた。
案の定彼女はその話題をすぐに職場で語り、弱い女性を武器にして、仕事をできるだけ楽しようとし始める。
蜜は、優吾に何かある予感がして、彼が死ぬ数日前から彼の鞄にレコーダーを仕込んでいた。
そして、疲れでウトウトしている彼を無理やり起こして注意したのが板橋だった。
だから、せめてもの情けで彼女に直接手を下すまではしなかった。
彼女の飼い猫を一時的に捕まえておいて、彼女が心配しだしたタイミングで荷物を届けた。
冷蔵荷物として送ったその中には、袋詰めにされたモツを入れておいた。
それが飼い猫だと勘違いするよう、猫の写真も添えて。




































