7話
会社に潜り込む前に、斉藤のことだけは特に念入りに調べていた蜜は緊張した。
だが彼が、上層部が送り込んできたエージェントでしょう?と、全くの見当違いなことを言い出したせいで、思わず笑ってしまった。
優吾が彼の話だけは嬉しそうにしていたのを思い出し、机に向かう彼の背中を見つめる。
そして、首が痛いと言う彼の肩を揉み解しながら、不意に後ろから抱きしめてしまうのだった。
次は、本格的に佐伯に復讐する番だったが、恨みを持っているのは蜜だけではなく、別の女性もだった。
依頼者はウエディングプランナーをしていたのだが、そこに偶然客としてやってきたのが佐伯と彼氏だった。
中学時代のいじめなどなかったかのように接してくる佐伯の態度に腸が煮えくり、陽史に復讐を依頼した。

ただ、優吾をボコボコにした彼氏に恨みがあるのは蜜と陽史だった。
二人の結婚式をめちゃくちゃにすることで、3人が同時に復讐を果たせる事になる。
8話
結婚間近だと言うのに佐伯は陽史に近づき、彼も理解ある男を演じて、彼氏に感じている不満をさらけ出させ、心を掴んでいった。
蜜は社長と密会を重ね、激しく求め合っていた。
身重の妻を持った既婚者の彼は、もっと早くに出会えていればと甘い言葉を囁いてくる。
彼女も同じ気持ちだと返しながら、斉藤の顔を思い浮かべていた。

古武は発見されたものの、会社には戻ってこなかった。
板橋は責任を感じて辞めたが、プログラミングを改めて勉強し直しているらしい。
少しずつ風通しのいい活気が戻ってきたのを感じ始めた頃、佐伯の式の日取りが決まって、蜜と斉藤も招待された。
妊娠でストレスを溜めていた社長婦人は、自分を放って出かけようとする夫に包丁を向けた。
そして、蜜は黒髪のカツラを被って義母のお見舞いに来ていた。
優吾の母で、自分を引き取ってくれた人でもある彼女は、自分の死期を悟って蜜に新しい幸せを探すよう伝えていた。
最終話
佐伯の結婚式が始まった。
新郎新婦の友人たちはお祝いの言葉をかけ、新婦が両親に対して読むお決まりの感謝の手紙で、会場の感動は最高潮になっていた。
蜜も微笑ましく式を見ていたが、隣に座っている斉藤が話しかけてきた。
どうして、急に会社を辞めてしまうのか?
契約期間はまだ残っているのに。
すると蜜は、花嫁のハメ撮り動画が流れると同時に、鈴木優吾は自分の夫だったと打ち明けた。

そして彼女は、会場中に響き渡る喘ぎ声を聞きながら
「はあ、スッキリした」
と言って去って行った。
だが、追いかけてきた斉藤に引き止められた。
そこで、あなたに何もしなかったことが復讐だと言ったら?
そう言って、意味深な笑顔を彼に向けた。
感想
復讐の未亡人1巻でした。
面白度☆6 昼下がりの情事度☆7
そこまで露骨にエロくはないですが、どうも昼ドラ感があるのは否めません。
復讐もそこまで酷いとは思えず、まあ一人殺してますが、身体の自由が奪われるとかじゃないので、大分マシな方でしょう。
ハメ撮り上映会も、いつかネタにできる日が来るかも知れませんしね。
https://www.kuroneko0920.com/archives/20872




































