彼女がイッたのを見たカチュアは、笑いが止まらなかった。
声をあげて刺すフリをしただけなのに、それだけでイってしまう変態な一面を目の当りにし、ある意味で最高の辱めを与えた復讐になった。
それはそれとしてきっぱり殺そうと思って顔を上げると、もうそこに千歌はいなかった。
いつの間にかロープが綺麗に切断されていた。
今度は逆に慌て出すカチュアに彼女は背後から声をかけ、無防備な横っ面に蹴りをお見舞いして弾き飛ばした。
カラクリはなんてことのない、千歌をいたぶって遊んでいる間に、カチュアの太ももからナイフを失敬しただけだった。
そして無様に倒れるカチュアの上に乗り、無駄に遊ばずすぐに殺そうとした。
するとその時カチュアが「ペナルティやで」と言って命乞いをし始めた。
女医に言われた通りに大事なところに付けたからスカートを捲ってみろと言われて捲ると、お尻に黒いバラがあった。
つまりカチュアは黒チームで、純白のドレスを着た千歌とは別のチームだったのだ。
だから、もし別のチームの人間を殺したら、必ず女医は何らかのペナルティを課すはずだし、元々千歌を殺すつもりもなかったと説明し、彼女も笑って理解した。
直後、彼女はあっさりとカチュアの腕を折った。
腕の関節が増えたように折れ曲がり、滑らかな関西弁で叫びながらのた打ち回る。
関西人らしいサービス精神旺盛なリアクションにご満悦な千歌に対し、カチュアは鼻水が垂れるほどの痛みに喘いでいた。
二人が殺し合いと言う名のコントをやっている頭上で、メイドの扮装をした姉妹が二人に狙いを定めていた。
殺人鬼の人格の影響か、本来の姉と妹が逆転し、性格も入れ替わっているようだった。
そして、漆黒のドレスを着た花嫁は残りの3人に追いつめられていた。
カレン、美依那、あやの3人を相手にしても、稀代の大量殺人鬼を組み込まれた小夜子は全く慌てることなく言ってのける。
「我がラボにようこそ」と。
感想
サタノファニ21話と22話でした。
チーム分けがあの画の通りなら、姉妹で何か感動的で残酷なシナリオを用意していそうです。
カチュアがお笑い要員になってきてますね、
関西弁はそういう役回りになる運命なのか。
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