やがてお祭り開催の前夜になり、戦士候補生の4人は要人をもてなすパーティーの給仕係を務めていた。
空いたグラスを下げ、料理を運び、ワインを注ぐ。
しかしウドは心無い罵倒に注意が逸れ、グラスに残っていたワインを招待客の女性にかけてしまった。
みるみる顔を青くしながらウドは謝るが、女性は自分で汚してしまったことにしてウドの失態を隠し助けてくれた。
その女性はウドをエルディア人と知りながら、だからこそ些細な失態で厳しい罰が科せられるのを案じてくれたのだった。
著者名:諌山創 引用元:別冊少年マガジン2017年11号
その女性が着物という民族衣装を着ていたことや顔立ちから、東洋の国の人だと分かった。
タイバー公は各国の要人と旧知の仲らしく、朗らかに挨拶を交わしていた。
そしてマーレ国外交大使のギャグ交じりの寒い挨拶もそつなくフォローし、如何に自分に信用と人望があるかをまざまざと見せつけながら、悪魔の血を引くエルディア人を取り巻く問題を解決する答えを、明日の舞台で披露すると宣言した。
著者名:諌山創 引用元:別冊少年マガジン2017年11号
翌朝、ガビは聞いたことのない騒音で目を覚ました。
外に出ると、通りはいつの間にか多くの出店が立ち並んでいて、どこもかしこも人だらけだった。あっけにとられているとファルコたちがやってきて、壁の外の住人が祭りでたくさん入って来ているのだと教えてくれながら口に何かを突っ込まれ、祭りの味を知り一気にテンションが上がった。
著者名:諌山創 引用元:別冊少年マガジン2017年11号
そして多くのグルメを味わいたくなるのは必然だった。
しかし、子供たちのお小遣いはたかが知れているのでライナーを呼び出し、濁りのない上目遣いでおねだりを開始した。
著者名:諌山創 引用元:別冊少年マガジン2017年11号
もちろん一品だけではなかった。
ライナーは財布を開くごとに首の角度が徐々に下がっていったが、楽しそうにしている彼らの顔を見ていると、少し心が軽くなるような気がした。
夜になると、続々と広場に人が集まり出した。
タイバー家の宣言までまだ少し時間があり、ファルコは強引にライナーを連れ出した。
ライナーが導かれるままファルコの背中を追っていくと、どこか嫌な予感がする地下室への階段を彼は下りていった。
まるでアニをハメた時のような感じがする場所だった。
少し躊躇いながら階段を下り、部屋の中に入った。
そこにはいたのは、4年ぶりに会うエレンだった。
エレンは無事に故郷に帰れたことを、祝福してくれた。
著者名:諌山創 引用元:別冊少年マガジン2017年11号
感想
進撃の巨人98話でした。
これはいくつかフラグがあるようですね。
ライナーとポッコの視線。ジークとエレンのグローブ。マガトが言う柱とねずみ。ヒィズル国のエルディア人への態度。地下室での再会。
武力による全面戦争が起こりそうな気配はしないですね。でも、まだどこまでが繋がり合って同じ目的で動いているのかは未知数です。



































