
ピグマリオン1巻ネタバレ感想
ご当地マスコットたちが地元の住民と交流するお祭りが、全国各地で一斉に行われた。
母親の勧めもあり、高校生の綾原ケイゴは幼馴染みの瀬島アコに誘われ、彼女の父親が運営委員をしている大阪のお祭りに弟のマコトと一緒に遊びに来ていた。
ピグマリオン神話
うだるような暑さなのに、マコトはお気に入りのスウェットのお手製つなぎを着ながらめいっぱい楽しんでいる。
そんな無邪気な弟と、何かと気にかけてくれる幼馴染みのアコの笑顔を見ていると、わざわざ大阪にまで来た甲斐があったとケイゴは思えた。

スタッフとして働いているアコの父によると、この後サプライズイベントがあるらしく、一部の人間しかその詳細は知らされていないらしかった。
そのイベントが始まる前に、ケイゴはアコからもらったコーラを噴射してしまって服を汚してしまった。
仕方なく二人を残してトイレを探しにいくと、人ゴミの中で拳銃を懐に忍ばせたいかつい男と肩がぶつかる。
明らかにヤクザ風だったが、意外と礼儀正しい男だったので絡まれずに済んだ。
ケイゴが戻るのを大人しく待っていたマコトだったが、見た事のない小さなマスコットに目を奪われて人ゴミの中に飛び出して行ってしまった。

アコが追いかけようとした直後、放送用のスピーカーから不協和音が鳴り、突然パブリックビジョンに何かのマスコットが映り、前置きなく話し出した。
運営スタッフはこれが例のサプライズかと思ったが、話し出した内容は意味が分からない。
「人間はなにでできているか?それは嘘です」
全国各地で同じ放送が流れていて、それを聞いていた人々は戸惑いながらも耳を傾けていた。
そして、嘘を現実にするのがこのサプライズイベントですと言い終えて訳の分からないまま放送が終了した。
訳が分からなさすぎてお客さんたちが白け出した頃、ケイゴの前にいた着ぐるみが突然、一人の少女を殴り、その子の身体が弾けとんだ。

一気に悲鳴が響き渡り、人々はパニックに陥っていく。
傍にいた母親が子供の名前を呼んだ直後に、彼女の頭は消えていた。
ケイゴは何とか人ゴミを縫って二人を探し始めたが、その間にも他の着ぐるみが同じように手当たり次第に人々を襲って肉塊に変えてしまっていた。

ケイゴが元の場所に戻ると、アコとさっきのヤクザ風の男がアコ父に肩を貸して現れた。
マコトとははぐれたらしいことに絶望する暇もなく、さっきヤクザが頭を撃ったはずの着ぐるみが立ちはだかり、とてつもなく大きな絶叫をあげた。
絶叫した着ぐるみは持っていた人間の中身を吸い、骨と皮だけにして襲いかかってきた。




































