ケイゴは落ちていたパイプで目を突き刺して反撃したが、まるで堪えていないようだった。
何とか逃げ切り他に避難している人もいる建物の中に逃げ込んで一息ついていると、ヤクザは警察手帳を取り出して名前を名乗り、身分を明かしてくれた。

とにかく怪我をしているアコ父に応急処置をして逃げ場が無くなる前に場所を移そうとするが、その前に着ぐるみが侵入してきて、一人のチンピラが調子に乗って戦いを挑んだ。
着ぐるみは意外にもバットの一撃で沈んだ…ように見えたが、散々食い散らかして消化しきれていない人間をチンピラに吐きかけ、彼は骨が至るところに刺さって倒れた。
まだ人も着ぐるみもいないフロアに移動し、何かを探しにいった竹沢を待っていると、別の着ぐるみに見つかってしまい絶対絶命。
その時、車に乗った竹沢が着ぐるみを轢き飛ばしてくれ、九死に一生を得た。

しかしケイゴはそのままマコトを置いて車に乗るわけにはいかなかった。
竹沢はケイゴの意思を尊重し、銃とこれから向かう予定の場所のメモを渡してくれた。
途中ガソリンスタンドに寄った竹沢は、誰かに電話をかけていた。
その相手は警視総監で、綾原兄弟についての報告をしていたのだった。
ケイゴが妙な落書きをしていた着ぐるみを尾行して進むと、何体もの着ぐるみが集まっている場所に着き、なぜかそこにマコトがいた。

ケイゴは覚悟を決めて踏み込み、銃をぶっ放し、弾切れになると重石のついたポールを振り回して叩きつけた。
だが、全くダメージを与えられずに逆に地面に叩きつけれる。
それでも吐き出したゲロを投げつけて意地でマコトの元に走り、足を貫かれても飛び込んで弟の傍に辿り着いた。
しかし着ぐるみたちは大口を開けて襲い掛かってくる。
もうダメだと思った瞬間、その着ぐるみたちの半分が消えてなくなり内臓が丸見えになって動かなくなっていた。
そしてその血の海の中に、マコトが追いかけたあの小さなマスコットがいた。
するとマコトも目を覚まし、もう家族を失わずに済んだとケイゴは思った。
だが、その小さなマスコットが蹴った小石がマコトの頭に直撃し、頭半分が消し飛んでしまったのだった。

警視庁本部は着ぐるみに乗り込まれ、為すすべがなく犠牲を増やしていた。
対策本部では生命科学を専門とする科学者の春名に協力を仰ぎ、有効な対策手段の研究を開始しようとしているところだった。
機動部隊はあの放送を流した張本人を追い詰めていたが、完全武装した彼らでさえたった一体の着ぐるみの前に全滅させられていた。
そして他にも一人、綾原兄弟を監視している人間がいた。
スナイパーの彼女はマコトの頭が消し飛んだ時も冷静に、ただ事態の把握に努めていた。
ただ悲しむケイゴへの罪悪感を感じたその時、微かにマコトが動いたように見えたのだった。
感想
ピグマリオン1巻でした。
面白度☆5 よく分からない度☆8
グロとか突飛な設定が好きならかなり楽しめると思います。
私もグロは問題ないんですが、今のところ何が言いたくてどこに向かおうとしているのかよく分からないので、いまいち入り込めないといった感じです。
1巻はもう少し続きがありますし、もっと詳細にディティールを知りたい人は是非ご一読を。




































