17話
布団を片付け、掃除をして、淡々と解散になった。
マサシと一緒に宿へ帰り、真っ直ぐに布団に入ってすぐに眠気に誘われた。
澄子がお膳を運んできた声で目が覚めたが、もう昼過ぎになっていたし、顔を合わせにくくて咄嗟に布団を被って一言だけ返事をした。
昼食を食べ終えて、童貞を捨てたことについて物思いに耽っていると、祖母がいきなりやってきて手伝いを命じてきた。
連れて行かれた先では数人の女が雪かきをしていて、彼もスコップを渡された。
彼女たちは既に彼が秘事の最中に乱入し、そのまま参加したことを知っていた。
彼のイチモツが小さい事やサキとヤったことまで筒抜けで、サキの具合はどうだっただの小さい奴はテクニックが磨かれるだのと、下品だと微塵も思っていないようにあけすけに話していた。
しばらく働いた後でお茶を持って来てくれたのは、今まで二度会った、あの眼鏡の女性だった。
彼女はこの村の因習を非常識だと思っていて、女たちのことも下品だと蔑みさえ抱いていた。

彼女は村を出て嫁ぎ、埼玉で中学の教師をしているらしく、彼がトラウマにでもならないかと心配してくれていた。
ここに来て、初めて同じ感覚を持った人と出会え、不思議な感覚だった。
宿に戻り、食事中やすれ違う時に、澄子は普通に話しかけてきたが、彼はどうしてもそっけない態度しか取れなかった。
そのせいか、彼女はどうして自分がしているところを見たのかと訊いてきた。
18話
彼は正直にお守りを届けようとした事を打ち明けると、彼女は、あの時猫が入り込んでいたことにしてごまかしたと答えた。
だが彼女は目に涙を溜め、軽蔑してると言った。
彼があからさまに避けるようになったので、自分や村のことを軽蔑するようになったと思い、でもそれは勝手に見たから悪いのだとも思っていた。
彼はそんなことはないと答えるが、現代の東京で生活してきた彼にしてみれば、誰とでもセックスするのが性教育だなんて異常以外のなんでもなかった。
怒った彼女は襖を叩き破り、強引に部屋の中に入って服を脱ぎ、全裸になろうとした。

彼女がパンツ一枚になったところで彼は部屋の外に突き飛ばし、戸を乱暴に閉めた。
廊下でする彼女の泣き声が、徐々に遠くなっていった。
彼はなかなか寝付けず、廊下から窓の外を見ていたら、トイレに起きたのかマサシも出てきた。
そして喧嘩の声が聞こえていた事を注意し、姉は相浦のことが好きなんだろうと言った。
19話
翌日は午前中から雪かきを手伝った。
朝食に澄子が出てこなかったのが気になったが、できるだけ考えないようにして手を動かした。
昼は近くの家でごちそうになることにり、そこには一緒に初体験を済ませた男子たちもいた。
彼らは近づく祭りの準備で集まっていた。
マサシは姉が凹んだままでいるのを思い、彼に襲ってやれと提案した。
彼らは澄子が彼に気があるようだと知ると、とても羨ましがったので、村の中では人気があるのだと知った。
午後からも雪かきに精を出し、夕方頃に引き上げようとした時、女の一人が転んで川縁に尻餅をついてしまった。
彼は請われるまま手を差し出して引き起こそうとしたが、逆に引っ張り倒されて抱きつかれた。
女は私ともしようと言っていやらしい笑みを零し、逃げようとする彼の下着の中に手を突っ込みいじり出した。
もう童貞ではなくなった彼は意地でも抵抗することもないかと思っているうちに、すぐに大きくなったイチモツを冷たい空気にさらされていた。
そのまま斜面に背中を預けた女の中に、グッと突き入れた。

その直後、マサシの童貞を奪ったヤエに見つかったが、彼女は勝手にしてることを咎めるでもなく、自分も混ざろうとして彼の背後に回り、指を舐めて尻穴を刺激してきた。
それで力が抜けた彼は女を落としてしまい、結局3人一緒に下半身が泥まみれになった。

そして3人とも下に何も履かないまま帰った。
20話
彼は自分が変わっていっていることが分かったが、冷静に考えるととんでもないことばかりをしていた。
泥を落として部屋に戻ると、なぜか荷物がびしょ濡れになっていた。
雨漏りの痕もなく、澄子が嫌がらせにやったとしか思えなかった。
しかし、拒絶しておきながらさっき他の女とヤっていたところを見られていたのだとしたら、嫌われても仕方なかった。
その日の夕食の席で、みづえから目的の刀が見つかったと寺から連絡があったことを教えられた。
橋の復旧の予定は明日なので、刀を手に入れ、金が届いて宿賃を払えば、ようやくこの村から出る事ができるのだった。
翌朝から、橋を通った除雪車が村内の道の除雪を始めていた。
金も無事に届いて宿賃を払い、みづえたちに挨拶をしてから、送ってくれるサキの車に乗り込んだ。
ただ、朝からずっと澄子の顔を見ていないことが気になった。
橋まで乗せてもらい、そこでサキとも別れた。
これから刀を受け取りに谷竹村に向かおうとした矢先、バイクに乗った澄子が前からやってきた。
彼がわだかまりを残さないためにも全部謝って仲直りしようとする前に、彼女は一足早く寺に行って取ってきた刀を見せた。

彼が取ってきてくれた事にお礼を言おうとした瞬間、彼女は橋の下に投げ捨てた。
21話
彼女の目は怒りを湛えていたが、彼は構わず頬を打った。

彼女は涙を溜めた目で睨み付け、何も言わずに村の方に去っていった。
彼は岩陰に見える刀を取りに行くために、木の枝に掴まりながら崖を下り始めたが途中で足を滑らせて落ちてしまった。
幸い雪が積もっていたので大事には至らなかったが、足首を捻ったのか激痛が走った。
彼が気を失って倒れている所を、偶然通りかかった車が発見し、自分の家に運んでくれた。
それはまたしても、あの眼鏡の女性とその妹だった。
彼は幸枝という先生の部屋で目を覚ますなり、電話を借りて宿にいるマサシに連絡を取り、事情を話して代わりに刀を取ってきてくれるよう頼んだ。
マサシは交換条件を出した。
幸枝の妹に夜這いをかけるつもりだからそれを伝え、風習を認めていない姉に邪魔されないようにしてくれと頼んできた。
感想
花園メリーゴーランド2巻でした。
面白度☆8 男子中学生の夢度☆9
経験豊富で綺麗なお姉さんと初体験できるなんて、一部の男子には最高のシチュエーションでしょう。
そのチャンスが村公認で与えられるなんて、逆に同年代と予習復習しようと思いそうなものです。
伝奇的な要素と淡い恋愛が絡んだ2巻も、なかなかエロくておもしろかったです。



































