職員室では、田端がさっそく先日のアンケート結果をまとめたプリントを配って、自分の意見の正しさを主張し、教頭を陥れようとしていた。
当然の如く、スマホ禁止は生徒のほぼ100%が反対していて、その数字をもとにこの学校の指導方針を考えるべきだと田端は演説する。
その時、図書室で喧嘩が起こっていると生徒が知らせにやって来た。
瀬戸はすぐに嫌な予感がして真っ先に駆けつけた。
著者名:江戸川エドガワ 引用元:エブリスタ
予想通り、伊吾が景山に喧嘩を吹っかけ、一方的に殴ったようだった。
景山は前歯が折れて血を流して喘ぎ、伊吾は怒り心頭で血管を浮き立たせている。
著者名:江戸川エドガワ 引用元:エブリスタ
瀬戸が声をかけても伊吾の興奮は治まらず、景山は悪態を吐きながら立ち上がり、二人を指差しながら、友達として秘密にすると約束したのに・・・
そう言うや、鞄から大量にコピーされた二人の密会写真をばら撒き出した。
それはまるで、日本中に大スクープを知らせる号外新聞のようだった。
著者名:江戸川エドガワ 引用元:エブリスタ
こうなることは誰でも分かっただろうに、伊吾は膝をついて意気消沈した。
二人のスキャンダルはすぐに学校全体に知れ渡っていった。
田端は同僚と生徒が関係を持った世間体が悪い事実よりも、教頭の信用を無くして追い出そうとしていたこのタイミングでトラブルを引き起こされたことに動揺していた。
しかし時は待ってくれず、投票の時間になった。
翌日は土砂降りだった。
瀬戸は生徒とのスキャンダルで、教頭は片目に眼帯をつけた痛々しい顔で出勤してきたことで明らかに浮いていた。
今治はもちろん投票していなかったが、このままではあの二人のどちらかに投票する教師がいてもおかしくないと思っていた。
そして投票結果発表の時間になった。
今週の生贄は田端だった。
著者名:江戸川エドガワ 引用元:エブリスタ
感想
生贄投票46話でした。
想定の範囲内ですが、誰が投票したのかが謎ですね。
神庭が教頭を助けようとしたとしても、1票では心許ない。そこで瀬戸を仲間に引き入れたのか?
初めから多くの教師に嫌われていたのか?どれか当たるかな。



































