
インフェクション84話
ネタバレ感想
インフェクション84話のネタバレと感想、漫画を無料で読める方法を紹介。
榎並に真犯人探しを持ちかけられた直後に、小鳥が体を使って天宮教授に取り入っていると噂を流され、それを信じた鮫島グループの男に犯されそうになってしまう。
精神が壊される前にデータを盗むことに決めた小鳥だったが、初日の深夜に感染者に遭遇する。
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84話 感染者侵入
筋骨隆々でスキンヘッドの感染者は咆哮をあげた。
初めて感染者に遭遇した小鳥は、それでも冷静にこの状況を見極めようとした。
人体をいとも簡単に破壊するパワー。
逃げるものにあっという間に追いつくスピード。
仙台の英雄である消防隊員でも、素手では成す術がなかった。
出会っただけで死ぬ確立が跳ね上がる、それが感染者だった。
なぜこの地下研究所にいるのかを考える前に、廊下に出るドアノブに飛びついた。
その瞬間、漆原が悲鳴をあげてそっちに一瞬気を取られた。
しかしすぐに前を向いたと同時に、漆原の頭部と胴体が繋がりを失った。
迸る鮮血はそこら中にぶちまかれ、机に置いてあった書類が赤く染まっていく。
小鳥は全速力で廊下を駆けながらどこに逃げようかと考えを巡らせるが、感染者はドアを律儀に開けることもなく、ガラス張りの壁をぶち破り、再び咆哮をあげて彼女の背中を追いかけ始める。
倒すには銃火器が必須だった。
地上への出口を見張っている自衛隊員なら銃を携帯しているはずだと思い、そこを目指すことにしたが、そこに行くまでの廊下が果てしなく長い道に見えた。
しかし、とにかく死に物狂いで走るしかない。
恐怖と疲労で呼吸が乱れだした時、うなじにチリッと嫌な予感を感じる。
その本能のままに前に倒れこんだ直後、感染者のとてつもない威力の回し蹴りが空を切り、勢いそのままにドアを蹴り破った。
体勢が崩れ、追いつかれ、死を覚悟した。すると、ちひろがまた現れて走るように鼓舞してきた。
その声に背中を押されて走り出した。
なのに追いかけてくる足音がせず、不思議に思って振り返ると、感染者は自分がぶち破った部屋の中をじっと見ていた。
小鳥の中のちひろは、部屋の中にいる人に注意しているんだから、その隙に逃げればいい。今は自分一人が助かるんじゃなくて、この研究所を救うことに繋がるんだからと、ちひろを見捨てた罪悪感と逃げても構わない理由を囁いてきた。
しかし彼女は自分の中の葛藤を、自分の身を危険にさらす方を選び、感染者を煽った。
逃げ込んだドアの先は、研究用に使用される広間で、今は特に設備もないガランとした場所だった。
机の影に隠れた彼女は、異変に気づいている者は少なくないだろうが、感染者の位置を知っている自分が自衛隊に伝えなければと意気込んだ。
するとその時、またちひろが現れ、いやらしく笑って絶望を突きつけようとしてきた。
自衛隊に伝えて、感染者を倒してもらい、生き残れたとしても、あの場所で感染者に遭遇したことが知られればデータ盗難はいずれ発覚し、居場所をなくすどころか天宮教授たちにも火の粉が降りかかって、保菌者騒動の終結まで本当に女を売って生き残るしかなくなると、最悪の未来を囁いた。
そして小鳥は妹を見殺しにした罪悪感に苛まれ、死を選ぼうとした。
亡霊の手を掴んでずるずると引きずり、苦しみから解放されたいがために感染者に近づいていく。
しかし、自棄になってそうしたものの、感染者を改めて見ると恐怖がじわじわとぶり返す。
死ぬと死ねる。
やっと死ねるんだと思いながらも、体は考えと反対に再び逃げ出し、部屋を出て廊下を駆ける。
死を選ぼうとしたときの亡霊は力を失っていたのに、彼女が生きようとすると、またここぞとばかりに蔑んだ笑いを漏らし、生にしがみつく姉をバカにしてくる。
それでも彼女は前だけを見て走り続けた。
妹と同じ世界に行くよりも、今はまだ晴輝たちがいるこの世界にいたかった。
他人を巻き込まないために、もう逃げているであろうさっきドアが蹴破られた部屋に一先ず入ると、そこは偶然にも榎並の部屋だった。
いい思い出も彼女自身にもいい印象は一切なかったが、この部屋だったことは唯一の幸運だった。
自衛隊のアイドルのような存在になっている榎並の部屋には、銃火器が置いてあった。
小鳥はそれを手にし、自ら感染者を返り討ちにしたのだった。
感想
インフェクション84話でした。
感染者はどこから侵入したのか?あの体格からして自衛隊員の可能性が高いでしょうね。
誰かが手引きしたのか、いつの間にか感染していた者がいたのか、それとも地上に感染者の群れが押し寄せて、斥候の役目で入ったのか。
分からないことだらけですが、漆原が消えてすっきりしました。



































